バリュー株投資によって1.5倍~ダブルバガーを狙う!
バリュー株紹介シリーズ第39弾-①!(過去記事一覧はこちら)
自社で独自に開発した技術を用いて、迷惑電話等を自動検知して拒否・警告を行うシステムの開発・提供をしているトビラシステムズ(4441)です。PER40.91倍、PBR10.69倍です。(前提:株価1387円、1株益33.9円、1株純資産129.7円)
Twitterでフォローさせて頂いている、「けんちゃんファンドさん」が紹介されていて目に止まりました。
- 事業内容が特化しており、今後の日本社会に貢献できる筋の良さでは?
- 業績は好調で利益率が非常に高い、キャッシュが入ってくる事業構造
- 上場後、右肩下がりで新興株としては値ごろ感になってきたか….?(グロースバリュー化している状態)
この3つに反応しましたので分析してみます。今回は指標面の分析です。
トビラシステムズの指標面での魅力は以下!
- 6期連続増収!3期連続増益!
- 17年以降、営業利益率30~40%と超高収益体質に変化
- 売上高原価率30%以下でキャッシュの貯まりやすい事業構造か
- 現金預金急増中(2億→9億→12億)で自己資本比率3年で28.9→81.7%へ
- 19年初値1600円台→3500円→コロナで1000円→2000円台→1400円前後で値ごろ感有な位置(好業績基調であることが前提)
事業概要、直近業績面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/category/value-stock/4441-tobila-2
バリュー株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,期末PER/PBR推移,チャート
- 財務分析(中長期保有できる体力はあるか?)
- 業績分析(業績安定度や成長性による中長期株価上昇期待はあるか?)
- 過去10年自社株買い、配当の推移(増配や自社株買いによる株価上昇余地はありそうか?)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下のバリュー株ノウハウに従っています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
1.各種指標
(PER40.91倍,PBR10.69倍)
株主優待(なし)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 19年に上場したばかりのグロース株なので指標面は相当割高に見えます。
- PBRはキャッシュが貯まる構造でどれだけ純資産をハイスピードで高められるかですかね。(グロースだとそういう次元の話ではないところに注目しないといけないのかと思います。)
- PER40倍台と高めですが、初値割れしている事と1株益の今後の潜在成長性を考えると….どう見るかですね。PEGレシオは低そう。
期末PER/PBR推移
過去、実績指標と比較してこの株独自の割安度を調べます。
- 上場後は2期分しかないのでチャートとともに載せています。
- PERは20年の10月48倍よりも低位置にありますが、コロナショックの時は35倍ほどでした。この位置まで下がる可能性はあります。現在の業績傾向を維持している前提での下値1000円程度と思っておくのが良さそうです。
- PBRも当たり前に同様の傾向ですが、19倍→11倍と下がってきているので株価と1株純資産の伸びに注目したいところです。
株主優待(なし)
トビラシステムズには株主優待はありません。
5年株価チャート
- 19年の初値から3500円まで上昇。以降過熱感ありで初値あたりまで徐々に下落。
- そこから多分業績を起点に2500円まで上昇。しかし材料出尽くし感?でおそらく下げたところをコロナショックが遅い1000円前後へ。
- コロナの影響は軽微で業績好調傾向は続くとの期待から2000円まで回復しましたが、下落。再度反発するも反発しきれずに下落。
僕の好きな形です。グロース株でこの形になっていて、かつ好業績の株は貴重なので注目しています。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
2.財務分析
ここでは、長期保有に適しているかを見ます。要は
- 短期的な業績悪化で潰れる心配はないか
- 事業継続場で資金繰りが厳しく、無理な状態ではないか
これを見ます。バリュー株は上がるまで長期的に待つ戦法です。潰れてしまうと意味がないのでそこを見ます。配当余力が無くても構いません。
具体的には
- 自己資本比率が30%以下など低すぎないか
- 手元現金は豊富か
- 財務基盤は強化されているか
この辺りを荒く見ます。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 19年からブレイクしていますね。
- 現金預金が2億から9億に急増しており、有利子負債はほぼゼロ。
- 自己資本比率も急激に改善。稼ぐ力が相当に強いですね。
- 財務構成も改善が進んでいます。
- 元々は流動資産=総負債でしたが、徐々に改善し流動資産>>>>>>総負債の構図になっています。資金繰りは余裕かと思います。
この基調が続けば長期保有は安心できます。
3.業績
業績は
- 減益から下げ止まった横ばいか
- 長期的に増益基調か
ここをメインで見ます。前者だと株価反転のチャンス。後者だと長期的には上昇するからです。
業績
- 6期連続増収!
- 3期連続増益!来期も増益予想!
- 素晴らしい伸びです。営業利益率30~40%と高収益なのもいいですね。
- 20年の伸びが鈍化しているのでここで売られたのかと思います。今後の成長性を見極めたいですね。
- 原価構成も素晴らしい。
- 売上原価比率は30%以下に改善。販管費も低位で抑え込めているのでこの利益率です。
4.配当金、自社株買い
配当金、自社株買い
- 20年から配当開始です。配当性向35%と無理はないですね。
- EPSの伸びが鈍化しているのでここの伸び方に期待したいです。
5.魅力とリスク
トビラシステムズの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 6期連続増収!3期連続増益!
- 17年以降、営業利益率30~40%と超高収益体質に変化
- 売上高原価率30%以下でキャッシュの貯まりやすい事業構造か
- 現金預金急増中(2億→9億→12億)で自己資本比率3年で28.9→81.7%へ
- 19年初値1600円台→3500円→コロナで1000円→2000円台→1400円前後で値ごろ感有な位置(好業績基調であることが前提)
リスク
- 業績予想を見ると伸びが鈍化しているように見えるので、決算短信の読み込み等が必要(本当に鈍化しているか?今後の伸びは期待できるか?)
- 事業の筋は非常に良さそうだが、伸びが鈍化している場合はPER面から見て過去安値35倍を割り込んでくるのでは?
以上です!
他のバリュー株分析も宜しければ閲覧ください。
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