日比谷総合設備(1982) 高配当なNTT空調インフラ事業! 配当利回り4.4% 【資産株お勧め.103】


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資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!

資産株紹介シリーズ第103弾!(過去記事一覧はこちら)

空調システム建設工事に強みがあり、NTTなど情報通信インフラの工事請負が多い日比谷総合設備(1982)です。株主優待は無いですが、配当利回り4.4%で手堅いです。(1818円前提)

業績は変動ありますが10年間安定黒字で営業利益率は3~6%といったところです。自己資本比率60%を超えており有利子負債ゼロ!の完全無借金経営です。自社株買いもコンスタントに数億単位で実施しており10年間で3倍近く増配しています。

 

日比谷総合設備(1982)の魅力は以下!

  • 配当利回り4.4%
  • 10年間安定黒字で自己資本増強。
  • 有利子負債ゼロで利益剰余金厚く完全無借金経営
  • 自社株買い旺盛で毎年5億程度実施
  • 10年間で24.5円→80円へ増配(業績横ばいでも自社株買いで今後も増配期待有)
  • NTTの情報通信空調インフラが最大顧客で手堅い!

 

資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。

  1. 事業概要
  2. 配当+優待利回り,割安指標,チャート
  3. 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
  4. 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
  5. 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
  6. その他(銘柄独自の魅力/リスク等)

分析は以下の

  • 10年間で資産価値を2.5倍にした!

資産株ノウハウに従っています。

【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】

 

 


1.事業概要(空調中心の設備工事会社)

事業概要.日比谷総合設備


会社概要です。

  • 日比谷総合設備株式会社
  • 昭和41年設立
  • 東京証券取引所第一部上場
  • 事業内容:電気工事業 電気通信工事業 水道施設工事業建築工事業 土木工事業 ほ装工事業とび・土工工事業 消防施設工事業

 

建設業で完全無借金で自己資本比率がこれだけ高い会社は珍しいですね。空調や電気工事、土木工事関係などインフラ中心の建設事業です。サイトがシンプル….。

会社概要 より抜粋

 

事業概要

事業概要1.日比谷総合設備

  • NTTの電線網を全国に行きわたらせるために同社は誕生しました
  • そのため得意先はNTTが中心の手堅い事業ですね。
  • 空調設備、電気配線、給排水設備、情報通信設備などの設置工事を手掛けています

 

事業概要2.日比谷総合設備

  • 環境エネルギー関係の施設工事も手掛けているようですね
  • ここは同業が多そうです

 

事業概要3日比谷総合設備

  • 情報通信データセンタの空調施設の施工も手掛けています
  • AGSも施工工事もやられているのかな?

 

事業概要4.日比谷総合設備

  • 施工実績です。
  • 東京のNTT東日本、福岡のNTT西日本の都心ビルでの施工も手掛けています。
  • 堅そうですね~

 

日比谷総合設備とはより抜粋

決算説明

決算説明1.日比谷総合設備

  • 最新の決算資料を掘り下げます
  • 20/3期は増収増益でした。ここ3年は安定してはいますね。

決算説明2.日比谷総合設備

  • 分野別、得意先別受注高です
  • 空調に強みがあるだけのことはありますね。全体の半分を占めます
  • NTT向けの受注も全体の半分を占めており、ここの伸びが20/3期は期待できたそうです。NTT向けのビジネスはお抱えっぽいですね。

決算説明3.日比谷総合設備

  • 長期的に増配傾向
  • 自社株買いも40~30万株をコンスタントに実施していていいですね!

決算説明4.日比谷総合設備

  • 中期計画の進捗です
  • ストックビジネス型の事業拡大として提案しており、その案件が拡大しているそうです。老朽化したビルの定期メンテ案件ですね。

決算説明6.日比谷総合設備

  • 来期予想です
  • コロナ影響で減収減益を見込みます。
  • ですが、配当金は80円を維持!累進配当ですね。
  • 代わりに自社株買いの金額で調整を図るものと考えられます。

 

ここはコツコツ少しずつ買い集めるのは資産株としてありですね。非常に安定していそうです。

 

 2020年決算説明資料より抜粋

2.各種指標
(
配当利回り4.4%)
株主優待(なし)5年株価チャート

配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。

各種指標

以下の指標を表にまとめています。

  • 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
  • 1株配当、優待金
  • 配当利回り
  • 優待利回り
  • 総合利回り(配当+優待利回り)
  • PER/PBR/ミックス係数

各種指標-日比谷総合設備

  • 建設業という成長性はない一次産業ということを考えると指標は割高水準ですね。PER5~7倍台がざらにあるイメージです。
  • 事業の半分が鉄板NTTからの受注で手堅い経営をしている事を考えると高めになっているのかと思います。
  • 来期はコロナ予想で減益なので配当性向は更に高くなります。
  • しかし、80円配当維持を出してくれたのできっちり守ってくると考えます。(好財務だし)

 

株主優待(なし)

日比谷総合設備は株主優待はありません。

5年株価チャート

5年株価チャート-日比谷総合設備

  • 5年チャートの底値は1600円以下なので1割ちょっと上昇している状態です。
  • 今の株価で2019年推移していたので値上がりを狙う株ではなさそうです。
  • 2018年の2600円はこの株にとってバブルですかね。

ネオモバで高配当狙いで2000以下を定期買付するのが長期資産運用としては堅いと見ます

 

tradingview よりチャート転載

 


3.財務分析

配当利回り4.4%を維持できるか財務体質を調べます。

  • 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
  • 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)

を確認していきます。

株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。

IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)

財務分析

財務分析-日比谷総合設備

  • 自己資本と利益剰余金を順調に伸ばしてきています
  • 現金等は増減がありますが建設業で設備投資するときに一時的に減るのかと思います
  • 資金繰りに関しては事業の半分がNTT向けで計画的にキャッシュが入る状況だと考えられますので問題ないと思います。(無借金ですし。いざまずくなればこれだけ好財務。簡単に借入は出来るでしょうし、銀行も貸すでしょう。良品債権ですもの。)
  • 自社株買いを継続して消却しているのでしょう。利益剰余金が減っている時があります。1株益、資産価値上昇に努力している証拠です。

 

配当利回り4.4%の維持は大丈夫と見ます。

 


4.業績

配当利回り4.4%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。

  • 売上高
  • 営業利益
  • 経常利益

の推移を見ていきます。

  • 黒字を維持できるか

を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために

  • 営業利益率、経常利益率

を見ます。

業績

業績-日比谷総合設備

  • 業績は長期的にみて横ばいですね
  • 営業利益率は2.5~7%と若干低めですが事業の半分がNTTからの受注と見れば、今後もこの横ばいの安定した収益が望めると見ます
  • 資産株としてまさに最適ですね。値上がりは期待できないけど安定配当を5年、10年と狙っていける業績です。自社株買いで少しずつ増配も併せて

配当利回り4.4%は長期的には問題ないでしょう。

 

5.配当金、自社株買い

株主還元姿勢をみます。

  • 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
  • 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
  • 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか

などで判断します。

配当金、自社株買い

配当金、自社株買い-日比谷総合設備

  • 株主想いの会社ですね。
  • 自社株買いは10年間、欠かさずに億単位で行ってきています。
  • 配当も24.5円→80円と3倍以上に増配してくれています
  • 今期は減益予想ですが80円配当維持としています。

 

これ、良い株ですね。ネオモバといわず単元株も少し仕込もうかしら。

配当利回り4.4%の維持は可能でしょう。

 

6.魅力とリスク

日比谷総合設備の魅力とリスクを考えてみます。

魅力

  • 配当利回り4.4%
  • 10年間安定黒字で自己資本増強。
  • 有利子負債ゼロで利益剰余金厚く完全無借金経営
  • 自社株買い旺盛で毎年5億程度実施
  • 10年間で24.5円→80円へ増配(業績横ばいでも自社株買いで今後も増配期待有)
  • NTTの情報通信空調インフラが最大顧客で手堅い!
  • 老朽化したビルの定期工事やメンテナンスを請け負うストックビジネス領域の拡大を中期計画では目指している。成果も出始めている。

リスク

  • 値上がり益は期待できない。
  • 一次産業でNTT向け主のため大きな成長は期待できない
  • 事業の半分は民間向けが占めるため不況の影響を受ける

 

以上です!

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