資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第138弾!(過去記事一覧はこちら)
パチンコ店向け機器開発大手のマースグループホールディングス(6419)です。株主優待は100株保有でQUOカード1000円。配当+優待利回りは5%です。(前提:株価1602円、70円配当、100株保有)
ホテル事業も手掛けておりコロナ直撃で大幅減収減益ですが黒字です。リーマンショック含めて過去から黒字安定です。業績は徐々に右肩下がりでしたが営業利益35~45億程度でここ数年は粘っていましたがコロナで大幅減益。
しかし、営業利益率15~25%推移。設備投資少額のため、キャッシュが貯まる構造。長期的に増配基調で自己資本比率は88%。現金等は増加し続けており08年76億から13年で223億へ!
加えて株価は9年来安値水準。資産の大半が流動資産の資産バリュー株です。(PBR0.53倍程度)これはSANKYOみたいに魅力的ですね!自社株買いも過去に20億単位をぶち込んでいます。
マースグループホールディングスの魅力は以下!
- 配当+優待利回り5%
- 株主優待は100株保有でQUOカード1000円
- 超キャッシュリッチ!現金等223億!
- 自己資本比率88%!
- 営業利益率15~25%と高水位
- 設備投資少なく、キャッシュが貯まる構造!
- 売上原価比率低く、厚利多売の収益構造!売れれば相当に強い!
- 9年来安値水準。18年の2600円→1600円台へ下落し値ごろ感有
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(機械)
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
会社概要
- 株式会社マースグループホールディングス
- 1974年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
”アミューズメント関連事業、自動認識システム関連事業、ホテル関連事業を展開”
傘下にアミューズメントや自動認識、ホテル関連事業を複数持つ持ち株会社です。開発型企業でアミューズメント業界で得た知識・ノウハウを他業種へ展開し、ホテル・自動認識・ファイナンス・データセンタ・金銭機器・不動産関連へと多岐に展開しています。
セグメント分析
- 主力は3セグメントです。アミューズメント機器のハード・ソフト開発を手掛けるアミューズメント関連事業。
- そこから派生した技術でRFID等の自動認識システム関連事業。
- 静岡県と福岡県で管理・運営を営む、ホテル関連事業。
- 主力はアミューズメント事業ですね。
- 2021年度の第三四半期決算のセグメント別業績です。
- 全セグメント減収ですが主力は明らかにアミューズメント関連事業です。コロナ禍で減収減益も営業利益率15%近くあります。
- 自働認識システム関連事業は減収ながら営業利益率10%弱と検討しています。
- ホテル関連事業は慢性的に赤字のようです。
事業内容 より抜粋
決算分析
- 2021年度3月期第三四半期決算短信を掘り下げます。
- 昨年末に業績予想をようやく出して第三四半期で大幅減収減益。
- しかし、通期営業利益は超過しています。昨年の第四四半期は黒字だったので超過する可能性は高いと見ます。
- 流石に超減益なので減配です。45円→35円へ中間減配。期末も同予想で通期70円配当。
- 第四四半期は黒字で1株益70円が出せるか否か…といったところでしょうか。
- 来期はホテル事業が最悪期から脱し、アミューズメント事業も回復すると見れば70円配当は維持できると見ます。
- 定性要因です。
- コロナで消費低迷営業自粛で散々な状態です。ですが、この会社決算短信にここまで細かく現実レベルで実行している事を具体的に書くとはやりますね!俄然魅力的に感じます。具体的に動いている事が想像できます。
- アミューズメント関連は、パチンコ業界は営業活動自粛で低迷。パチンコホールの環境も厳しい状況。人手不足と人件費高騰に対する改善システムの導入は〇ですね。新式パーソナルPCシステムやパーソナルPCシステムの導入等で頑張っています。
- 市場シェア21%、23%と高いですね。業界首位級かもしれません。(SANKYOと二部している?)
- Air紙幣搬送システムというのも面白いですね。累計導入件数1000店舗など数字面でのアピールも良い。残念ながら大型案件が乏しいため限定的だったようです。
- 感染症対策としてのセルフPOS、全自動カードクリーナーというのも良いです。ここ本当に凄いですね。これだけ新商品が具体的に出てくるとは。
- 自働認識システムやホテル関連事業でも同様に具体的な言葉で対策が記載されています。
- Industry 4.0は業界重要用語で今後のIT関連の拡大に欠かせないキーワードですね。(DX関連)。RFID、バーコード、X線検査は昔からありますが、アミューズメントだけでなく健診市場に打って出ているのが良いですね。ここはクラウドプラットフォームサービスの第一弾として….と具体的な事が書いてあります。スマホやPCから事前に登録できる….きそうですね。
- ホテル事業はGo Toやコロナ終息後に期待です。
- B/Sです。
- やはり魅力的ですね。流動資産328億のうち現金預金が225億。受取手形34億です。
- 投資有価証券87億というのも良いですね。これと合わせると即流動化して現金化しやすい資産が340億程度です。
- 対して総負債は60億です。差し引き280億。これ時価総額は四季報では364億。中々良い位置です。
- 資本で自己株式が123億というのも良いですね。M&Aや消却してくれると価値が上がり高配当や1株利益、1株純資産向上に繫がります。
- P/Lです。
- ここの魅力は製造業でありながら、売上高に対する売上原価比率が圧倒的に低い事。先日、ホッカンホールディングスが80%台後半であったのに対してここは45%しかありません。
- (固定費を無視すると)これは100円のものを売った時にホッカンホールディングスは1個売る度に20円前後の利益しか出ないのに対して、55円も出るという事です。要は同じ売上高でも利益額が2倍以上差が出るという事です。僕は売上高原価率を重視するのはこの構造のためです。
- この会社が作る製品は市場での価値が相当高いのでしょう。値下げする事も無く売れる製品なのかと思います。
- キャッシュリッチだから有価証券に投資して配当収入も得ていますね。受取配当金収入が3.5億も出ています。
ここは相当強いですね。
2.各種指標
(配当+優待利回り5%)
株主優待(100株QUOカード1000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- あの魅力的な資産構成を見た後でこのPBRは激安水準に感じます。
- PERは超減益なので当てになりません。業績が回復した前提で見るとPER10~15倍程度がフェアバリューといったところでしょうか。
- 総合利回り5%なのでまずまずです。業績が回復し80円配当に戻ってくれば利回りは更に魅力的になります。
株主優待(100株保有でQUOカード1000円)
マースグループホールディングスの株主優待は100株保有でQUOカード1000円がもらえます。
株主優待をもらうには
- 3月末日
に100株以上保有している必要があります。
また、保有枚数に応じてカタログギフトに変わります。
- 500株保有で3000円相当のカタログギフト
- 1000株保有で5000円相当のカタログギフト
です。高配当株なので下がれば、100、500、1000の単位で買い増ししたい銘柄ですね!
株主優待より抜粋
5年株価チャート
- 5年株価チャートは魅力的な水準です。
- 18年の高値では2750円まで行きました。ここから右肩下がりに突入し、コロナショックで2000円→1600円を切る水準に。
- そこから1750円まで回復しましたが、11月に元役員の不正ニュースが出て急落。ここで仕込めれば最高でした。
ですが、今の位置は長期的に見ると良い位置かと思います。チャートの位置は9年来安値水準です。
あの定性要因のセグメント別業績のコメントを見ると業績は回復する期待がありますね。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り5%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 素晴らしい財務です!
- 有利子負債ゼロ。現金預金は長期的に増加!
- 株主資本、利益剰余金、自己資本比率も増加です。パーフェクトですね!
- 財務チャート構成も魅力的です。
- 現金預金が増加しており総負債が減少しています。
- 加えて固定資産には実質現金と等価の有価証券が大半構成されています。もう、無敵ですね!
配当+優待利回り5%は業績も回復してくると考えると長期的に維持可能と見ます。
4.業績
配当+優待利回り5%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- リーマンショック前後がピークでした。
- そこから長期的には減益基調。
- ですが、35~45億程度でここ5年は凌いでいました。これでも営業利益率10%越えです。
- コロナ後はこの水準近くにまで戻ると考えると十分魅力的です。
配当+優待利回り5%は長期的には問題ないでしょう。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 配当性向は実力値30%前後といったところでしょうか。
- 1株配当は60~80円で推移しています。
- 自社株買いをぽつぽつやっていますが額がデカいですね。08年、15年、16年は10億単位でぶちこんでいます。
配当+優待利回り5%は長期的に維持できると見ます。
6.魅力とリスク
マースグループホールディングスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り5%
- 株主優待は100株保有でQUOカード1000円
- 超キャッシュリッチ!現金等223億!
- 自己資本比率88%!
- 営業利益率15~25%と高水位
- 設備投資少なく、キャッシュが貯まる構造!
- 売上原価比率低く、厚利多売の収益構造!売れれば相当に強い!
- 9年来安値水準。18年の2600円→1600円台へ下落し値ごろ感有
リスク
- コロナ影響長引けばホテル事業の赤字継続
- パチンコ機器、ホール業界は慢性的に人手不足で成長産業ではないと予想される→なので、自動認識やファイナンスなど他事業での拡大に期待
- SANKYOと違い減配もする。配当金は一定ばらつく事を覚悟で挑むべし
以上です!
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 100株投資も出来るので、株主優待銘柄の購入にも向いています
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