9385 ショーエイコーポレーション 長期保有特典無し!株主優待はQUOカード2000円! 配当+優待利回り4.7%
資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第44弾!(過去記事一覧はこちら)
プラスチックフィルム包装専門のメーカーでパッケージをメインで手掛ける9385ショーエイコーポレーションです。株主優待はQUOカード1000円が2回の計2000円がもらえ、配当+優待利回りは4.7%になります。しかも、長期保有特典がありません!権利日に保有していれば即、表記利回りが得られます。(20.2.16日現在、株価847円)
2020年新春号の会社四季報で見つけ、配当+優待利回り5%を超えていたため750円台で購入しました。
9385ショーエイコーポレーション購入の決め手は以下!
- 配当+優待利回り4.7%(当時は5%以上)
- 株主優待のQUOカード2000円の使い勝手の良さ&長期保有特典無し
- 直近3年は業績回復で黒字基調
- 過去16年度より以前は業績悪化でも配当を据え置く、実質累進配当銘柄である事(株主還元姿勢豊富)
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.9385ショーエイコーポレーション-事業概要
(プラスチックフィルム包装専門メーカー)
2.9385ショーエイコーポレーション-割安指標(配当+優待利回り4.7%!)
株主優待(QUOカード2000円,長期保有特典無し)、5年株価チャート
3.9385ショーエイコーポレーション-財務分析
4.9385ショーエイコーポレーション-業績
5.9385ショーエイコーポレーション-配当金・自社株買い
6.9385ショーエイコーポレーション-魅力とリスク
1.9385ショーエイコーポレーション-事業概要
(プラスチックフィルム包装専門メーカー)
9385ショーエイコーポレーションの事業概要です。
- 会社名:株式会社 ショーエイコーポレーション
- 1968年設立
- 東京証券取引所市場第一部上場
- 事業内容:フィルムパッケージを中心とした包装商品の企画・製造・販売・配送業務。パッケージ事業、メディアネットワーク事業、日曜雑貨品事業の3事業が主。
会社概要より抜粋
包装パッケージ業界は業界規模6兆円だそうです。同業は複数いて競合領域が分からないですが、そん中でも同社は社長メッセージとして
“包装資材とは、お客様の商品の特性や魅力をきわだたせる脇役である”
と明言されています。脇役に相応しい包装資材の企画、提案、製造、包装、配送まで一気通貫で請け負うのが強みのようです。
社長メッセージより抜粋
経営理念が堅く特徴的であるため、抜粋します。
- こまごまとした、煩わしい仕事こそがわが社の仕事
→多品種少量、大手が入り込めない隙間業務を請け負う - 健全経営を目指す
→身の丈にあう合理的な設備投資を行う。 - 在庫を限りなくゼロに近づける
→トヨタ生産方式をどこかで実に付けた? - 信義に基づく経営をする
→敢えて、武士道精神を語るのは潔くてよし - 経営理念の浸透
→京セラの稲盛さんの指導も受けられた?アメーバ経営。
経営理念より抜粋
事業概要
- 「みせる」、「つなげる」、「みつける」をキーワードにメイン3事業のシナジー効果を見出しています
- 「みせる」:パッケージ事業ですね。セールスプロモーションから店頭ディスプレイまでの企画・製造・包装商品の受託加工を請け負いトータルサポートする。
- 「つなげる」:メディアネットワーク事業ですね。カタログから冊子に渡るダイレクトメール素材を企画から製造に至るまで一気通貫で行います。
- 「みつける」:日曜雑貨品事業ですね。マーケティングリサーチ情報を元に100円ショップ(最大顧客はキャンドゥ)などへ商品の開発、企画、調達を行います。OEM供給や供給元との関係強化も請け負っています。
事業情報 より抜粋
セグメント別売上高、利益高情報
- 4セグメントで構成されていますが、実質3セグメントです
- 売上の主は同社の強みを活かした「パッケージ事業」です
- 次いで、メディアネットワーク事業と日曜雑貨品事業が均衡しています
パッケージ事業業績
- 順調に売上高を伸ばしています
- 対して営業利益はバラつきがあります。こまごまとした仕事を請け負うのが強みの反面、数量増加が即利益に繋がらないのではないかと思います。逆に考えると不況に強いと言えるでしょう。
メディアネットワーク事業業績
- 売上高はこちらも堅調に伸びています
- 営業利益はばらつきありますが、18年から急増しています
- ダイレクトメール業務において成約単価の高いお客さんが付いたと想像します
日曜雑貨品事業業績
- 日曜雑貨事業も堅調に伸びています
- 営業利益は17年度に黒字化して伸びていますね。ワッツなど100円ショップ上場大手がお客様のようです
- 19年度は頭打ちのようです
セグメント別情報 より抜粋
また、より同社を詳しく分析されたい方はアナリストレポートがありましたのでこちらも参考ください。とても勉強になります。
2.9385ショーエイコーポレーション-割安指標(配当+優待利回り4.7%!)
株主優待(QUOカード2000円,長期保有特典無し)、5年株価チャート
9385ショーエイコーポレーションにおける配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
9385ショーエイコーポレーションの各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 割安指標は期待できません。PER,PBR共に業績の伸びの割には高めです。
- 配当と優待利回りのバランスが良いです。ちょうど半分ずつですね。
- 配当性向は40%程度と高くなく、現在の業績が若干傾いても配当+優待利回り4.7%は維持できるでしょう。
以上から、100株保有の完全資産株向きでしょう。
株主優待(QUOカード2000円!,長期保有特典無し)
9385ショーエイコーポ―レーションの株主優待はQUOカードです。1000円を半年に1回ずつもらう事が出来ますので年間2000円です。
9385の株主優待の権利を獲得するには
- 3月末日
- 9月末日
この期日に100株以上保有しておく必要があります。
この銘柄の株主優待で特筆すべきメリットは
長期保有特典が無い
事です。ですのでいきなり配当+優待利回り4.7%を享受できます。長期保有特典がある銘柄には利回りで負けてしまう事もありますが、これは大きなアドバンテージでしょう。
9385ショーエイコーポレーションの5年株価チャート
- 過去業績が芳しくない状態からここ3年は業績を伸ばしてきています
- 株価は右肩上がりですね
- 直近も750円の購入から業績好調で上昇しました
バリュー株やグロース株狙いでは入れないチャートですが、資産株なら問題ないでしょう。
出来高は絶えずあるので100株購入は余裕でしょう。
3.9385ショーエイコーポレーション-財務分析
9385ショーエイコーポレーションについて配当+優待利回り4.7%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本と利益剰余金の増加額で確認しています。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
9385ショーエイコーポレーションの財務分析
- 16年度までは一進一退という感じです
- 17年以降業績が伸びてきたため堅調増加基調に移りました
- 一方、ここでは紹介しませんが、有利子負債が多く自己資本比率が低いので赤字の時は注意が必要でしょう。
- 赤字出ない事
- 手元キャッシュが豊富である事(営業CFが黒字,流動比率が高い事)
ここは決算時にチェックする必要がありますね。配当性向が低くとも要注意です。現在の好業績が続くのであれば配当+優待利回り4.7%は問題ないと思います。
4.9385ショーエイコーポレーション-業績
9385ショーエイコーポレーションの配当+優待利回り4.7%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。
9385ショーエイコーポレーションの業績
- 剰余金の増減と同じく16年までは業績も一進一退ですね
- この営業利益では当期純利益が赤字か収支トントンの状態でしょう
- 17年から伸び始めています
現在の状態が続けば、配当+優待利回り4.7%は問題ないでしょう。ここが上昇するか下降するかの見極めが必要です。
5.9385ショーエイコーポレーション-
配当金、自社株買い
9385ショーエイコーポレーションの株主還元姿勢を見ます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
9385ショーエイコーポレーションの配当金・自社株買い
- この会社は男前ですね!
- 16年までの厳しい時代も7.5円配当を続けています。配当性向100%超えでもです。
- つまり、実質累進配当銘柄です
- 17年の業績向上以降は20円まで2.5倍程度増配しています!
実質累進配当も実施しているところから、相当株主還元姿勢には積極的と言えるでしょう。
6.9385ショーエイコーポレーション-魅力とリスク
僕が考える9385ショーエイコーポレーションの魅力とリスクは以下です。
9385ショーエイコーポレーションの魅力
- 配当+優待利回り4.7%(当時は5%以上)
- 株主優待のQUOカード2000円の使い勝手の良さ&長期保有特典無し
- 直近3年は業績回復で黒字基調
- 過去16年度より以前は業績悪化でも配当を据え置く、実質累進配当銘柄である事(株主還元姿勢豊富)
9385ショーエイコーポレーションのリスク
- 業績好調が持続するかの見極めが必要
- 負債が多く自己資本比率が低いため赤字に弱い(20円配で男前累進配当は流石に長く続かない)
- 包装業界で真っ先に思いつく同業はザ・パックなどだが、同業との包装パッケージの棲み分け次第で一気にシェアを奪われるか、生き残れるかが決まると思います。それは詳細を調べてみないと分からない。
アナリストレポート後半にリスクとは書いていないが課題があります。僕なりの理解を加えると…
- 為替や原油の影響リスク→円の動向や原油価格高騰で原材料仕入れ安価が上がってしまう→変動費UP
- 高利益率に繫がる価格交渉が上手くいっていない→製品ラインナップを揃えているが買い叩かれているかマーケティングが上手くいっていないのか、売価が低い。結果として限界利益(製品1個売った時の儲け)が少ないのだと思う。
メーカーなので原価低減は取組んでいると思いますが、その取り組み方が効率的なのかもきになるところですね。自社では儲かるIEと言って、実際損益と原価構造から適切な原価低減を関係事業部や関係製造部へ提案する「原価企画」という部門があります。
縁の下の力持ち的な役割ですが、ここが全社の機能と有機的に結びつく事で自社の利益率はメーカーとは思えない水準である事が強みになっています。また、ここが上手く機能すると
- 営業が安売りしない
- 値切りのカードレベルをいくつも持てる
- 同業他社との原価比較も分析し、適切な同業対策も出来る
- 上記の情報が営業と事業部と製造部で有機的に繫がり、意思決定が曖昧な大企業病になるのを防いでくれる
とオフェンスとディフェンスのどちらも兼ね備えた見えない力を持つ集団となります。まぁ…..1部上場のメーカーなので、当たり前にやられた結果がこれなのだと思います。業界トップではないので製品や技術力に付加価値が見いだせないのかもしれません。
以上です!
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