優待改悪! 増収増益! 1→2分割! 増配!日本モーゲージサービス(7192)の21年度第一四半期決算分析


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個人的に日本一の株主優待だと思っている日本モーゲージサービスの21年度第一四半期決算が8月7日に出ました。決算短信、決算説明資料、その他資料をざっと眺める限りのポイントは以下。

  • 株主優待内容変更!100株当りの優待利回りは悪化。
  • 優待獲得に必要な金額が1.5倍に増額。
  • 前年同期比辛くも増収増益!(コロナ禍で素晴らしい!)
  • 2020年8月31日付けで1株を2株へ株式分割する事を発表
  • 1株当りの配当を35円→40円へ増配!

赤字がマイナス要素。青字がプラス要素です。これを市場が来週どう評価するかは見物です。

優待が日本一ですからねぇ。それが改悪になるインパクトが強いでしょう。個人的には保有継続で買い増しです。来週は難しいですが

  • 初日は下がる

のではないかと思います。(テクニカルはド素人です。)

優待改悪インパクトが大きいですが

  • 1→2分割
  • 増配

このインパクトも大きいと見ます。しかし、市場は冷ややかなので業績に関しては増収増益ながらも、進捗率が25%を若干下回るので受けは悪いかもしれないです。僕は四半期業績でここの株を買っているわけではないので下がるのは大歓迎です。(50株買い増し出来る。)

 

  1. 優待改悪内容/マイルールに照らして分析
  2. 第一四半期決算概要の分析

 

こんな構成で掘り下げていきたいと思います。


1.優待改悪内容/マイルールに照らして分析

優待改悪前後の内容を先ずは見てみます。

優待改悪1.

  • 変更前は100株保有で優待権利がもらえました。
  • 1年未満でQUOカード3000円
  • 1年以上でQUOカード3000円+カタログギフト1品(4500円相当)
  • 3年以上でQUOカード3000円+カタログギフト2品(9000円相当)

です。8月7日時点の株価は2059円なので3年以上保有の最大優待利回り

(3000円+9000円) ÷ (2059円×100株) = 5.82%

です。これを目に焼き付けて!!!改悪後を見てみましょう。

優待改悪2.

  • 変更後は1株→2株の株式分割をしているので注意が必要です。
  • 分割前の水準でいえば、150株で優待獲得権利がもらえます。
  • 1年以上でQUOカード3000円+カタログギフト1品(4500円相当)
  • 3年以上でQUOカード3000円+カタログギフト2品(9000円相当)
  • 5年以上でQUOカード4000円+カタログギフト2品(9000円相当)

です。同様に5年保有の最大利回りを出すと

(4000円+9000円) ÷ (2059円×150株) = 4.2%

です。最大優待利回りが1.6%ほど悪化しました。ちなみに5年以上が長い…と感じる場合、3年で比較すると

(3000円+9000円) ÷ (2059円×150株) = 3.88%

です。2%弱悪化しています。

この会社が無配で事業の柱の業績が悪く減収減益基調であれば、売却する水準です。

ですが、ここに配当が加わります。配当も加えてみてみましょう。

1株当りの配当予想は35円→40円へ増配

35円→40円へ増配

株主想いだなと思うのがこの増配下支えサービス精神です。日本一は伊達じゃないと思うのです。

この増配も加味して改悪前後の総合利回りを比較すると(改悪前は配当は35円予想とします。)優待は最大利回りで比較。

【改悪前】

優待金額+配当金額 = 15500円

総合利回り = 15500円 ÷( 2059円×100株) = 7.52%

【改悪&増配後】

優待金額+配当金額 = 19000円

総合利回り = 19000円 ÷( 2059円×150株) = 6.15%

となります。総合利回りは確かに悪化しているのは事実なのですが、それでも6%以上もあります。5年も待てねぇ….という方は1年でも4.3%、3年でも5.8%です。

 

マイルールは総合利回り5%以上が目標なので余裕で継続ホールドです。

 

しかも、コロナ禍で増収増益。過去の業績推移と事業内容から今後の成長性も堅いと見込める。何を迷う事があるのか。

強気で買い増し確定です!

 

余談.優待改悪を考える要因。個人株主数急増

この会社は個人株主の事もちゃんと見ている。でも、優待負担が余りに大きくなってきて流石にキツイ状況。断腸の想いで改悪したのかと思います。それは、個人の株主数の増加推移を見ると分かります

有価証券報告書から見てみましょう。

株主数1.

  • これが2年前に100株QUOカード1000円時代の株主数推移。
  • 個人その他は1239名です。
  • 1239名が全て単元保有と考えると優待に必要な費用は124万ほど。

株主数2.

  • 次に今回の改悪前優待を発表した2か月後の状態
  • 個人その他の株主数がなんと11倍以上増えています!(1239名→14203名)
  • 優待もQUOカード1000円→3000円+カタログギフト2点と大判ぶるまいしています。
  • 仮に最大利回り前提で考える&全員が単元保有と考えると優待費用は1.7億円。優待費用が137倍にも増えています。

 

株主数3.

  • 次いで直近の期末株主数です。
  • もうヤバイですね。23673名。更に2倍近く増えています。(14203名→23673名)
  • 優待費用は同じ水準で計算すると2.85億円2年前の229倍です。

20.3期の純利益が9億ちょっとなので30%も持っていかれるのは相当キツイでしょう。ここはまだ、自己資本はそこまで厚くないのでこの水準で株主数が増大していくと…..

  • 優待を新設する、維持するにはどれぐらい費用が会社でかかっているのか
  • それは現在の業績で維持できるものか、事業拡大の投下資金や配当を除いて
  • 今回のコロナ禍のようにいざヤバイ時の財務強化も出来るか

こう考えると優待がやり過ぎなところは色々と考える必要がありますね。同社が強烈なグロース株だから成し得る、「日本一の優待」です。

 

と言う事でマイルールに載っている上に増配で株主の事も考えてくれているのでやはり買い増し確定です。

全体金額からすると300株。30万ちょっと。何を悩む必要があるかです。元々減配、優待改悪・廃止が多い企業が多発している昨今です。迷う事などない。僕は買い増しします。

 

株主優待変更、及び増配のお知らせ より抜粋

有価証券報告書 より抜粋

2.第一四半期概要の分析

第一四半期決算概要1.

  • コロナ禍でありながらも辛くも前期比増収増益です。
  • 営業利益率は15%超えで相変わらず素晴らしいです。
  • 市場インパクトで冷ややかに捉えられるとすれば、営業利益の通期進捗率が25%を若干下回っている事でしょうか。業種によりますが、四半期毎に25%以上達成していないと市場は厳しく見る事が多いです。

 

第一四半期決算概要2.

  • セグメント別業績です。
  • これを見て安心度が増しました。
  • 主力の収益柱である住宅金融事業が大きく増収増益だからです。一番の稼ぎ頭の事業が安定していれば全体が安定します。ここは不動産デベロッパー向けの住宅ローン貸付事業なので、個人向けのアサックスの業績が悪くなかったので何となく傾向として似通うのは分かります。
  • 他、2事業はコロナ影響を受けて減収減益となりました
  • 通期業績予想が前期比減益予想なので健闘していると思います。

第一四半期決算概要3.

  • 主要3事業の業績を支えるKPI(重要経営指標)です。
  • 住宅金融事業の融資実行件数は過去最高益と同水準で素晴らしいですね。
  • 2つ目の住宅瑕疵保険等事業は証券や評価書の発行件数が微減しているので減益となっています。ですが、大した事無いですね。
  • 住宅アカデメイア事業は減収減益だったのですが、ここのKPIの指標は前期比で大幅に増えています。
  • 大口顧客の大手デベロッパ件数増加が牽引しているようです。他が落ち込み減収減益となった….と見ると、コロナ後にここが戻れば増収増益です。

 

第一四半期決算概要4.

  • 財務は横ばいで推移。
  • ここは流動資産と流動負債が比例して増減する構図です。
  • 営業未収金、営業貸付金、短期借入金の金額や比率。これが大きく変わるようであれば今後注意が必要かと思います。今期は前期と傾向変わらずなので安心ですね。

 

決算短信の見たのですが定性要因の説明が無かったので現場感の状況が読み取れないのが少し切ないところですが、実績は出してくれているので見守りたいと思います。

 

決算内容と既に保有している100株の取得単価の状況から、総合利回り5%超えは余裕なので買い増し実行したいと思います。

 

これがコロナ禍でなく、通常の市場状態だったら穴吹興産のように華麗な

  • 分割で優待利回り2倍

という男前な技を実行してくれたかもしれないですね。

 

日本モーゲージサービスについては資産株記事で事業内容含めて掘り下げているのでこちらも宜しければご覧ください。

【資産株お勧め6.】7192 日本モーゲージサービス 配当+優待利回り8%超え! 株主優待 QUOカード カタログギフト 増配率437%!

以上です。

 

 

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