【株主優待】カタログギフト最大5000円! 3034 クオールホールディングス 配当+優待利回り 7.49%
資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第66弾!(過去記事一覧はこちら)
かかりつけ調剤薬局、ローソンやビックカメラなど街中薬局などを展開する3034クオールホールディングスです。株主優待はカタログギフト。初年度3000円、1年保有で5000円もらえます。配当+優待利回り7.49%。
コロナの暴落相場で配当+優待利回り5%ではなく7%以上の銘柄を選定し投資している中で拾いました。
3034クオールホールディングス購入の決め手は以下
- 配当+優待利回り7.49%
- 株主優待は最大5000円のカタログギフト
- 柱の調剤薬局事業とBPO事業は長期的に安定成長し、10年で営業利益4倍
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.クオールホールディングス–事業概要(調剤薬局・BPO事業)
2.クオールホールディングス–割安指標(配当+優待利回り7.49%)
株主優待(カタログギフト最大5000円)、5年株価チャート
3.クオールホールディングス–財務分析
4.クオールホールディングス–業績
5.クオールホールディングス–配当金・自社株買い
6.クオールホールディングス–魅力とリスク
1.クオールホールディングス–事業概要(調剤薬局・BPO事業)
クオールホールディングスの事業概要です。
- 会社名:クオールホールディングス株式会社
- 1992年設立
- 東京証券取引所一部上場
- 事業内容:調剤薬局事業、BPO(Business Process Outsoursing)事業
あなたの一番近くにある安心をスローガンに全ての人のクオリティ オブ ライフに向き合うを企業理念として社名に込めています。
会社概要、企業理念・スローガンより抜粋
事業概要
- 事業概要のひとつは売上高・利益の柱となっている調剤事業です
- 地域のかかりつけ医に隣接するクオール薬局(このパターンはよく見ます)
- コンビニ大手ローソンと提携した街ナカ薬局
- ちょっと意外?と思いました何故かビックカメラと連携した駅チカ薬局
- これはサラリーマンに嬉しい、JR西日本と連携した駅ナカ薬局があります
- 街ナカ、駅チカ、駅ナカ薬局を異業種と連携するのは業界初だそうです
先日、副鼻腔炎で東近江市の蒲生町の病院にかかりましたが、そこのかかりつけ薬局がクオール薬局でした。普通な印象です。街ナカ・駅チカ・駅ナカ薬局は見た事が無いので機会があればリサーチしたいですね
- もうひとつはBPO事業。こちらは次の柱にしていきたい位置づけの事業でしょう。
- CSO事業は製薬業界と連携し、営業やマーケティング事業を行ったり薬剤師や管理栄養士、看護師などの派遣紹介を行っています
- CRO事業は医薬品や食料品の臨床試験サービスを行っています。昨日紹介したシミックホールディングスと被っている事業ですね。まだまだシミックに比較すると小ぶり事業です
- 出版関連事業は医療情報誌などの企画・制作・発行を行っています
- 時代に即した対応もしています
- お薬手帳に代わって情報をスマホ端末で受け取れるサービス
- SMSを活用した薬情報の配信サービスなどもやられています
- 2004年から15年間で売上高は200億円から1620億円
- 営業利益は80億円まで拡大してきました
- 調剤薬局の新規出店と異業種との提携やM&Aによって成長を遂げています
調剤薬局は従来、専門病院や大学の周辺に薬局をが開設される「門前薬局」が主流でしたが地域密着対応のニーズ拡大や医療費の抑制に対応する「かかりつけ薬局」へ移行が進んでいるそうです。
クオール早わかりより抜粋
セグメント別情報
- 2019年決算短信資料を抜粋してセグメント別情報を掘り下げていきます
- 2019年は減収減益に沈んでいます。調剤報酬や薬価改定で減収、減益が響いているようです
- M&Aを強みとしていますがそれもタイミングが遅れているようです
- 次期収益の柱と位置づけているBPO事業が増収増益で伸びています
- 調剤薬局事業のセグメント別利益が落ちています。利益率も5%を切りました
- BPO事業は増収増益です。利益率も12%と高収益な事業なのですね。MRや製造支援や派遣業務というのは利益率の高いビジネスなようですね
- 調剤薬局は最大手のアインファーマシーズとの熾烈な競争もあるのかと思います。店舗数がまだまだ少ない、駅ナカ・駅チカ・街ナカ事業を積極展開してほしいところです
- 来期予想です。調剤薬局事業は厳しい環境が続くと保守的に見ており、利益率は向上せずの状態です
- BPO事業は20年度も増収増益予想。ここが今後の利益成長の生命線ですね
- 中期目標を挙げています。売上高は現在の約倍、営業利益は4倍弱です。
- 調剤薬局は規模の拡大を通じて営業利益額を稼ぐ戦略でしょう。既存店の価値創出はM&Aした〇ナカ事業の拡大でしょう
- BPO事業は出版関係のweb配信、医療従事者向けのセミナー拡充、事業の拡大でしょうか
- 新規事業は薬品製造業界出身者が社員に多いそうです。これを活かして製造事業に乗り出す事を考えています
2.クオールホールディングス–割安指標
(配当+優待利回り7.49%)
株主優待(カタログギフト最大5000円)5年株価チャート
クオールホールディングスにおける配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
クオールホールディングスの各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 調剤薬局関連は基本的に指標が高めです。ですが、コロナウイルスの暴落のためPER10倍以下、PBR1倍程度とこの業界にとっては割安水準になってきています
- 株主優待は2/5に長期保有者優遇制度を拡充していますのでまだまだ続くと考えられます
- 業績は大きく減益になる事は少なく安定して黒字を確保できています。
株主優待(カタログギフト最大5000円相当)
クオールホールディングスの株主優待は2/5日に拡充されました。従来は3000円相当の自社ブランド製品でしたが、100株保有で長期保有者優遇特典を設けて1年未満3000円、1年以上5000円になりました。内容も1製品でなく自社グループブランド商品のカタログギフトになって複数選べるようになったそうです。
500株以上保有すると長期保有特典で7000円相当のカタログギフトになります。
株主優待制度の内容拡充に関するお知らせ より抜粋
クオールホールディングスの株主優待をもらうためには
- 3月末日
この期日に100株以上保有している必要があります。
自社プライベートブランドの商品なので健康関連が多い気がします。健康志向の方には打ってつけの優待かもしれませんね!
クオールホールディングス5年株価チャート
- 5年来安値更新間際です。
- 高値は2018年の2600円。高値から6割ほど下落しています。ハッキリいって買いです。第三四半期決算も悪くない事や業績が安定している事から、この値段で買うなら長期的には高い確率で値上がりするとみます
- 1600円程度までは業績横ばいであれば軽いでしょう
出来高は絶えずあるので100株購入は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.クオールホールディングス–財務分析
クオールホールディングスについて配当+優待利回り7.49%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本と利益剰余金の増加額で確認しています。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
クオールホールディングスの財務分析
- 利益剰余金の伸び率にバラつきがありますが、総じて伸びています
- 14年に大きく落ち込みましたが以降伸び率が回復しています。19年は減益となったため下がり気味です。20年もこれが続くでしょう。
配当+優待利回り7.49%は業績横ばいであれば問題ないかと思います。
4.クオールホールディングス–業績
クオールホールディングスの配当+優待利回り7.49%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。
クオールホールディングスの業績
- 13年までは微増状態で14年に落ち込みました。
- 15年以降は伸び方が加速しています。M&AやBPO事業がけん引し始めたのかもしれません
- 10年間で営業利益が4倍まで伸びていますね。長期的には安定してまだ、伸びると思います。中期計画の3000億円の売上高、営業利益250億円の7割でも行くならばまだ成長が続きそうです。
配当+優待利回り7.49%は今後の伸びを考えると維持できますし、まだ伸びるかもしれません。
5.クオールホールディングス–
配当金、自社株買い
クオールホールディングスの株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
クオールホールディングスの配当金・自社株買い
- ちょっと12年にやり過ぎましたね。以降減配基調が続きます
- 16年から業績の好調とともに増配に転じています
- 17年度には大規模な自社株買いを入れています
- 配当性向としてはまだ余裕がありますが、M&Aのために現金を使っておりこれ以上伸ばすのは暫く難しいとみます。M&Aが一通り終わり、内部留保の拡充に努めると変わってくるでしょう
配当+優待利回り7.49%は今の業績基調ならば問題無く継続できるでしょう。中期計画に従い増収増益していくならば更なる増配が期待できます。
6.クオールホールディングス–魅力とリスク
僕が考えるクオールホールディングスの魅力とリスクは以下です。
クオールホールディングスの魅力
- 配当+優待利回り7.49%
- 株主優待は最大5000円のカタログギフト
- 柱の調剤薬局事業とBPO事業は長期的に安定成長し、10年で営業利益4倍
- 自社株買いも旺盛
長期的に安定して成長し続けているので今後もこの傾向は続くかと思います。BPO事業は高利益率で成長していますし、新規事業も考えています。
クオールホールディングスのリスク
- 調剤薬局業界の競争が激化しているので街ナカ事業などユニーク性を出さないと利益率は悪化し続ける可能性有
- BPO事業はEPSやシミックホールディングスとの競争も将来発生すると考えます。ここも過熱してくると利益率が悪化してくる可能性があります
以上です!
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