2020年 秋号 会社四季報 バリュー株、大型株、資産株　銘柄分析 6000番台

2020年会社四季報秋号の通読銘柄分析です。今回は6000番台です。

6000番台は電機機器関連の製造業が沢山あります。例えば

• 総合電機メーカー(東芝、日立、富士通、富士電機)
• 電子部品メーカー(TDK、村田製作所、太陽誘電)
• 自動車部品メーカー(デンソー、原田工業、オイレス工業)
• 装置メーカー(機械、造粒装置、半導体やFPD製造装置)

等です。

5000番台のコロナショックから立ち直れていない株価が沢山あった状態とは対照的に結構株価が回復している企業が多かったです。同じメーカーでもだいぶ違いますね。魅力は5000番台の方が上の印象です。ですが、良い企業は探せば見つかります。

6000番台に関しても

• バリュー株・グロース株
• 大型株
• 資産株

で挙げていきます。

以下の観点を重視しています。

 

【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点　「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」

【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄

【10年間で資産価値2.5倍！】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当　【投資19.】

 

• 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
• 青字のリンク銘柄は過去記事を書いたことがある銘柄

です。

バリュー株、グロース株

6023ダイハツディーゼル

• ダイハツ関連会社。船舶用ディーゼルエンジンが主力。
• 減益基調だが盛り返す事を考えると今の位置は良い位置。

6092エンバイオホールディングス

• 土壌汚染対策事業を主事業とする持ち株会社。
• 営業利益率は8%前後と高め。
• 第一四半期業績が飛躍的に高く上方修正確実の期待。
• 上場来安値450円から1.5倍の667円だがこの水準も過去株価からすると割安。
• 高値は1400円前後(18～19年)で今期業績はこの水準を戻す勢い。

6175ネットマーケティング

• 成果報酬型広告代理店。
• 恋愛マッチングサービスOmiai展開。
• 長期的に増収増益のグロース株。

6210東洋機械金属

• 射出成型機やダイカストマシン製造販売。
• コロナで自動車関連がマイナス。
• 19年までは長期的に増収増益。コロナ後2,3年かけてこの水準に戻るシナリオで挑むのは有か。

6319シンニッタン

• トラック、建設機械向けに鋳造品製造。
• 日産向けなど自動車や仮設材減少で営業利益は収支すれすれ。
• コロナで株価は半値以下になったが(450円→194円)224円程度は良い位置。
• 過去10年間の業績は凡そ営業利益15億円で安定推移。

6371椿本チェイン

• 産業用スチールチェーン、自動車エンジン用チェーンで世界首位。
• 営業利益率7～8%高め推移。
• コロナで減益減配予想だがコロナ後を見据えて投資有。
• コロナ前水準に戻るならPER7倍、PBR0.55倍。配当利回り5%程度。

6418日本金銭機械

• 紙幣識別機、硬貨計数機の貨幣処理機大手。
• 欧米市場主力。
• 赤字継続だが、元の業績は営業利益率5%以上で安定しており、自己資本比率81%で有利子負債ゼロ。
• 現金同等物93億。業績が元に戻る事を見越して買うのは有。

6932遠藤照明

• 商業用施設用照明器具で国内首位級。
• LED利用した照明システムで国内シェア拡大中。
• 営業利益率5%以上で安定黒字。
• 30円配当継続で配当利回り4%以上。PBR0.43倍。現金同等物87億。時価総額91億。PER5倍台。
• 攻め時の基準ではある。第一四半期は微減益。

 

大型株

6457グローリー

• 硬貨・紙幣処理機で国内シェア5割。
• コロナ影響で大幅減益。
• 株価は17年の4430円からコロナで2100円まで下落し、現在2400円台。
• 国内シェアトップ事業を持っているので長期で復活するとみて投資するのは有か
• よく四季報のトップページに会社紹介として取り上げられていました。

6462リケン

• 日系向けぴストリング首位。
• コロナ影響で株価が急落しボラティリティが高く利幅が取りやすい良い銘柄。
• コロナ後に業績が戻ると仮定すると4000円以上は堅く仕込み時。
• 140円配当も戻れば総合利回り5%以上。

資産株

6178日本郵政

• 日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を持つ持ち株会社。
• 手元現金超豊富でPBR0.25倍。
• 筆頭株主は財務大臣。
• 株価は上場来安値付近。
• 今期中間配当無配で減配だが、50円配復活は確実と見ます。(配当余力は十分)

6333帝国電機製作所

• キャンド(無漏洩)ポンプ国内シェア6割、世界シェア4割。
• 営業利益率10%の高推移。
• コロナで今期、来期減益予想だが自己資本比率78%で現金同等物も95億と多い。
• 総合利回り4%だが長期保有は堅いと見ます。

6339新棟工業

• 自動車向け鋳造機械製造で首位。
• 過去10年の業績は安定黒字で自己資本比率60%。
• 現金同等物370億で時価総額385億。PBR0.4倍。
• 24円配当維持と優待QUOカード3年保有で総合利回り5.95%(740円前提)

6417SANKYO

• パチンコ機製造大手。好財務高配当。
• 3000円以下は配当利回り5%以上

6458新晃工業

• セントラル空調機器でシェア4割弱。
• 空調機器製造販売とビル管理を手掛けるグロース企業。
• 営業利益率10%超えの高利益率銘柄。
• 自己資本比率71%で現金同等物171億(時価総額371億円)。
• 株主優待は初年度1000円の図書カード。
• 1年長期で3000円相当のカタログギフト。総合利回りは長期で4.87%。

 

今回は以上です。

投資家とランナーに幸あれ！

2020年秋号も会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか？

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