子供写真館、最大手！スタジオアリス(2305) 株主優待は写真撮影券配当+優待利回り10.6%【資産株お勧め.97】

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資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある！

資産株紹介シリーズ第97弾！(過去記事一覧はこちら)

子供写真館、国内首位のスタジオアリス(2305)です。株主優待は11000円相当のスタジオアリスの写真撮影券です。配当+優待利回りは10.6%になります。(1509円前提)

ここは業績は大きく伸びないですが黒字で営業利益率高い状態で安定しています。好財務で無借金です。長期的に増配もしていますね。子供が生まれる予定、お子さんが0～7歳ぐらいまでの方にはお勧めの資産株です。子供写真は

お食い初め
ハーフバースデー
七五三

等では使用するでしょう。うちも撮ってもらいましたが豪華なアルバムに大きくて光沢のある写真を入れてもらい親としては満足です。スタッフの方の撮影&子供をのせる技術は脱帽です。

スタジオアリスの魅力は以下！

配当+優待利回り10.6%
株主優待は100株保有で11000円相当の写真撮影券
自己資本比率60%超えで手元現金100億保有で財務基盤堅い
長期的に増配傾向
業績の伸びは無いが営業利益率8～10%で安定

資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。

事業概要
配当+優待利回り,割安指標,チャート
財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか？)
業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか？)
過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
その他(銘柄独自の魅力/リスク等)

分析は以下の

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資産株ノウハウに従っています。

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目次
1.事業概要(子供写真館最大手)
2.各種指標(配当+優待利回り10.6%)
株主優待(写真撮影券11000円)、5年株価チャート
3.財務分析
4.業績
5.配当金・自社株買い
6.魅力とリスク

1.事業概要(子供写真館最大手)

会社概要です。

株式会社スタジオアリス
昭和49年設立
東京証券取引所第一部上場
事業内容:子供専門の写真スタジオ

コーポレートシンボルの説明が素晴らしいです。子供の笑顔だけでなくそれを見ている家族も含めて笑顔にしたい。後に見返してまた温かい気持ちになれる。ほんとこれだと思います。息子や娘の小さな頃の写真(今も小さいけど)はプライスレスです。

それを僕の親が孫の顔を見る時は…….どんなほっこりした気持ちなのでしょう。あと、15～25年もしたら僕も…..。素晴らしいですね。

会社概要　コーポレーショシンボル　より抜粋

事業概要

事業概要を端的に表すページが無かったので僕が体験している限りの事業概要を説明します。

スタジオアリスはイオンなど総合GS内に店舗を構えている子供向けの写真撮影スタジオです。主な特徴は

撮影用の衣装は無くても大丈夫。複数の衣装が用意されており好きに選ぶ事が出来ます。(日本昔話系やディズニー系、お姫様・王子様、動物、七五三用の着物。一通りあります。)
専門の撮影スタッフがいて、子供が小さくても大丈夫。え？ってぐらい子供を笑わせたり撮影が楽しい、おとなしく撮られるようにファシリテートしてくれます
衣装に合ったバックステージも用意してくれます。店舗によって若干違うようで3～4ステージはあります。
撮影した写真のアルバム、表紙、入れる写真の形、撮影データの購入、おじいちゃん、おばあちゃんへプレゼント用の写真選定など、工夫次第でいくらでも撮った写真の保管や魅せ方を変更できます。(ここがバラエティに飛び過ぎて選ぶのに1時間はかかります笑)
写真の値段はかなり高めです。うる覚えですが3～4枚の写真をアルバムに残した時の値段は15000円前後。こういう時に優待使うと良いですね。
七五三の時など、衣装を借りる事も出来ます。息子と娘の七五三衣装はここで借りて神社に行きました。
ディズニー系の衣装やぬいぐるみと一緒に写真を撮ると別途料金が加算される。。

などなど。最大手だけあって値段は高めですが、プライスレスですね。4回ぐらい撮りにいきましたが撮って良かったと思います。

七五三の売上が全体の4割を占めているようです。出張撮影、アプリなど新規事業開拓中です。

決算説明

最新の決算短信を掘り下げてみます。
業績予想に対して減益気味です
原材料高や費用増も影響しているようです。
50円配は継続です(好財務だから成せる技)

セグメント別業績です
主力は完全に写真事業です
衣料製造棚卸事業は写真館で使う衣装ですね。自前だったとは..
写真事業も衣料製造棚卸事業も営業利益率10%超えの高利益率です

高額な撮影機材の投資は想像できましたがシステム関連費用や衣装？まで設備投資の対象だとは
減価償却費は売上高の10%弱を占めますね。結構高いですね。

目的別の売上高一覧です
七五三が全体の4割、誕生日の撮影が2割弱、お宮参りが13%と続きます
誕生日で毎年撮るのか…..親バカですね。でも、子供が撮りたいといったら撮らせてしまいますねぇ
入園入学が低めなのがちょっとびっくりです
成人もあるのですね

このなんというかハンドで書いたっぽいけど分かり易い書き方が好きです。
写真館事業は少子高齢化で微減市場ですが安定収益源です。営業利益率とキャッシュ・自己資本の積み上がり方からこれは揺ぎ無いでしょう。10、20年は利益を生み出す市場です
ここで体力を培って新規事業を模索していく戦略ですね

新規戦略がずっと実らない事も考えにくいため、いずれ種が出るでしょう。スタジオアリスは有名ブランドなので写真事業を活かしたものを展開してほしいですね。例えば

保育園や小学校の出張。遠足や入学式・卒業式での撮影演出
地元で子供が参加するイベントを主催して撮影演出
自宅にいながら写真館！スマホと通信、アプリを利用して撮影演出
ペットとの撮影(ペットを子供のように育てている人の需要を取り込む)
中国等のインバウンド需要を取り込む。国慶節など海外独自のイベントを利用しての撮影イベント

ライバルがいる業界も多そうですが、素人の僕がぱっと考えてもこれだけあるので何かヒット・入り込める事業はきっとあると思います。今後に期待ですね。

2019年決算説明資料より抜粋

2.各種指標
(配当+優待利回り10.6%)
株主優待(写真撮影券11000円)5年株価チャート

配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。

各種指標

以下の指標を表にまとめています。

過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
1株配当、優待金
配当利回り
優待利回り
総合利回り(配当+優待利回り)
PER/PBR/ミックス係数

指標は高くも無く割安でもなく普通の水準です
配当性向は過去3年は低ですが減益予想なので50%を超え始めています
株主優待を使う事が出来れば利回りは最強ですね！

株主優待(写真撮影券11000円)

スタジオアリスの株主優待はこども写真館の撮影券11000円がもらえます。(100株保有時)

株主優待をもらうには

8月末日

に100株以上保有している必要があります。

株主優待は

100株保有:1枚
500株保有:2枚
1000株保有:3枚
10000株保有:10枚

100株保有時が一番利回りが高いですね。10000株はビッグダディのような大家族の方にお勧めなのでしょう笑

継続保有前提が無いので貸株サービスの利用が出来ますね。

株主優待についてより抜粋

5年株価チャート

5年株価チャートは底値ですね。
高値は18年の2800円。コロナショック前は1900円程度でしたがショックで1300円程度まで下落。そこから切り返して1500円になっています
減益基調ですがこの利回りと財務内容なら1500円で100株買うのは悪くないでしょう。
業績が回復する予想がでれば再度2000円台も出せると思います。

100株保有は余裕です。

tradingview よりチャート転載

3.財務分析

配当+優待利回り10.6%を維持できるか財務体質を調べます。

高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)

を確認していきます。

株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。

IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)

財務分析

営業利益率が高めで安定し黒字を継続しているため順調に利益剰余金、自己資本、現金等が増えています。
18年からは現金等が100億円の大台に乗り運転資金の堅さが際立っています

減益基調とはいえ配当+優待利回り10.6%は余裕で維持できるようでしょう。

4.業績

配当+優待利回り10.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。

売上高
営業利益
経常利益

の推移を見ていきます。

黒字を維持できるか

を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために

営業利益率、経常利益率

を見ます。

業績

何故か17年度のデータだけ取れなかったので空白です
長期的に見て業績は横ばいですね。大きく成長も無い大減益も無い。
景気変動はあれど、子供の七五三・お食い初め・誕生日の写真へかけるお金はプライスレスなので子を持つ親の需要は底堅いのでしょう。リーマンショック時でも営業利益率が10%近くあります。
不況でもなくしちゃいけないものがある、子の成長・子との思いでの為のお金は譲れない。そんな日本人のメンタルを感じる業績でもあります。
営業利益率8～10%で安定しています

配当+優待利回り10.6%は長期的には問題ないでしょう。

5.配当金、自社株買い

株主還元姿勢をみます。

利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか

などで判断します。

配当金、自社株買い

配当もなぜか17年度のデータがありませんでした。ですが、45円か50円配で推移すていると思います。業績財務から急激な減配をするとは思えんので。
20年は配当性向が70%まで上がってしまっていますが配当金は維持できるでしょうね。
自社株買いが欲しいところですがあの5年チャートだと不要ですね。僕が経営者ならば自社株買いはPBRの0.5倍ぐらい、700～800円になった時に行った方がより株主還元になります。
同社の株主優待価値は高いためそこまで株価を下げさせないのでしょう。営業利益率も高値で安定しているので下げる気もありません。下げるならば全力買いでしょう。

配当+優待利回り10.6%は維持できるでしょう。