資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第78弾!(過去記事一覧はこちら)
旅行会社大手で九州のハウステンボスや愛知のラグーナテンボス等パーク事業も手掛けるHIS(9603)です。株主優待は旅行時に使える割引券1000円×2枚×2回とハウステンボス・ラグーナテンボスの施設入場割引券500円×5名分です。優待利回りが9%を超えており配当+優待利回りは12%になっています。
今はとても旅行にいく状況ではないですが、株価は昨年高値4500円から72%下落の1278円になっています。倒産の危険もありますが、これだけ大手の旅行会社を潰すと影響が起きいため、支援が入るのでは?と打診買いするのは有です。ただし、あくまで打診買い程度に抑える銘柄ですね。
HIS(9603)検討の理由は以下
- 配当+優待利回り12%
- 株主優待は100株旅行割引券1000円×2枚×2回、ラグーナテンボス・ハウステンボスの500円入場割引券×5名分×2回と九州、東海・関西在住者には嬉しい優待
- 自己資本比率16%と不動産業並に低い。現金等は豊富
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(海外含む旅行事業)
2.各種指標(配当+優待利回り12%)
株主優待(旅行割引券2000円,施設入場割引券500円×5名分)、5年株価チャート
3.財務分析
4.業績
5.配当金・自社株買い
6.魅力とリスク
1.事業概要(海外含む旅行事業)
会社概要です。
- 会社名:株式会社エイチ・アイ・エス
- 1980年設立
- 東京証券取引所一部上場
- 事業内容:旅行事業、ホテル事業、ハウステンボス、エネルギー事業、その他事業
会社概要より抜粋
アイキャッチは逃避です。こんな暖かい海のある国でのんびり落ち着きたいものです。コロナショックを乗り越えて
事業概要
国内旅行事業
- 旅行ジャンルや対象顧客によって担当会社を分けて運用されています
- 例えば、HISは万人向けの国内旅行。No.1 TRAVELは外国籍の方向けの多言語対応会社。ORION TOURはスキューバーダイビングなどアクティブな旅行者向け。といったところ
- 旅行普段あまり行かないのですが、こんなに会社があったら選ぶのに困るのでは?総合サイトがどかっとあって、そこが全て取り次いでくれないとめんどくさそうですね。。
海外旅行事業
- こちらは地域別に事業会社があるようです
- カナダ、太平洋地区、アジア地区、北米地区、オセアニア地区、中近東・アフリカ地区。大抵の日本人が行きそうな地域は網羅されています。
テーマパーク事業
- 九州は長崎にあるハウステンボスは花とイルミネーションが魅力的な施設です。アトラクション系の乗り物や釣り堀などのアクティブ体験もできますね。10年ぐらい前、山陰にいるときに一回旅行で行きました。2月に行くとお客の9割が中国人の方でした..
- ラグーナテンボスは今日初めて知りました。東海地区の海沿いにあるウォーターパーク施設が売りのようですね。冬はイルミネーションが楽しめる(なばなの里と競合しそう)し、温泉もあるそうです。ここは滋賀からならいけるのでコロナショックが終われば行きたいところ
- 株主優待券はこの2施設の入場料500円割引券です。
他、ホテル事業やエネルギー事業を展開されています。
グループ企業より抜粋
セグメント業績
- 2019年の決算説明資料から抜粋してセグメント業績を見ます
- 売上、営業利益は旅行事業が大半を占めます。ただし、営業利益率が低い….。2%弱といったところでしょうか。
- 次いでテーマ―パーク事業のハウステンボスグループ。ここは減収減益基調ですが営業利益率が20%以上と高めで収益柱ですね。ラグーナテンボスもこれに続いて欲しいところです。
- エネルギー事業、その他事業(ロボットなど)は成長事業と期待している領域です。
- 旅行事業と比較すると営業利益率は高めですが、まだまだこれからといった事業ですね。
- 収益メインの旅行事業に関する動向がありました。
- 旅行市場では訪日外国客数が2015年に日本人出国数を上回りました。その後大きく伸びています。
- 確か、政府が旅行事業を強化して訪日外国客数を増やそうと言っておられましたが、その傾向が顕著に出ていますね!
- この方たちが日本の総合家電で大量にお金を落としっていってくれるためヤマダ電機やビックカメラが成長していたのですね。家電小売り業界もボロボロですが、コロナショックでこの訪日外国客数が急減し、日本人出国数も急減するので今年は正念場ですね。
- 旅行業界は競争が激しく差別化要素が中々図りづらい業界に見えます
- そんな中でも取扱高シェア21%は優秀ですね
2019年決算説明資料より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り12%)
株主優待(旅行割引券2000円、施設入場割引券500円×5名分)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 過去3年間はそれなりに利益を出しており、PER20倍台と人気を博していました。
- 来期業績予想は営業利益は収支トントン。当期純利益は赤字予想になっています。
- コロナショックが長引いているので出血が更に広がる可能性が高く厳しい状況です。
- 無配で済めば良いですが
株主優待(旅行割引券2000円、施設入場割引券500円×5名)
HISの株主優待は100株保有で旅行割引券2000円相当とハウステンボス・ラグーナテンボスの入場割引券500円分がもらえます。年二回もらえます。
株主優待をもらうには
- 4月末日
- 10月末日
に保有している必要があります。100株保有が一番利回り高いですね。
継続保有前提が無いので単発優待狙いで買うのはありですね。クロス取引向きの銘柄だと思います。
株主優待券使用上の注意点
- 旅行割引券は1人当り12000円以上の旅行に対して1枚(1000円)利用できます。24000円以上になれば2枚使えます。
- 施設入場割引券は制約が多いです。1枚で5名分まで割引になるのは魅力ですが、料金所での使用・他の割引券との併用不可・施設が開催する特別優待料金との併用不可となっています。
- 詳細を調べていませんが、おそらく他の優待割引やクーポンで500円を凌駕する可能性があるため、併用できないと価値があまりなさそうです。
株主優待のご案内より抜粋
5年株価チャート
- コロナショック前の株価レンジは2500~4500円と広めです
- コロナショックによって4500円の高値から実に72%も下落し、株価は冴えません
- 緊急事態宣言も全国に広がった事で1000円切れもありそうです。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り12%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 利益剰余金と現金等は順調に伸びているのですが、自己資本比率は落ち込んでいます
- おそらくラグーナテンボスやホテル事業などで設備投資を行い、固定資産が増えているためでは?減価償却費負担はあると思いますが、手元資金が豊富なのは良いです
- 手元資金は年間の純利益の1.7,8倍程度なのでこれで乗り切れるかどうか…ですね。
配当+優待利回り12%の維持は出来ないでしょう。先ず無配濃厚です。優待利回り9%の維持が関の山です。
4.業績
配当+優待利回り12%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 16年に落ち込みましたが長期的には順調に伸びてはいました。
- ただし、営業利益率が基本的に2,3%と低めなので少し市況が悪化すると赤字になりそうです
- 来期は…営業黒字も出ないのでは?
配当+優待利回り12%は今年は期待できないでしょう。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金・自社株買い
- 10年間で3倍弱に増配しています
- 16年から3年間大幅な自社株買いも実施していますね
- 1株益が少ない年に配当据え置いているので株主重視の姿勢が見えます
- 配当性向は20%以下と安定していましたが、来期は赤字。
- 手元キャッシュは2000億ぐらいありますが、規模的に耐えられるかどうか。ホテルやパーク施設の固定費負担がきつそうです
配当+優待利回り12%は厳しく優待を維持して無配が良いところかと思います。将来の事を考えると無理して配当を出さない方がいいかと。
6.魅力とリスク
エイチ・アイ・エスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り12%
- 株主優待は100株旅行割引券1000円×2枚×2回、ラグーナテンボス・ハウステンボスの500円入場割引券×5名分×2回と九州、東海・関西在住者には嬉しい優待
- 自己資本比率16%と不動産業並に低い。現金等は豊富
- 旅行業界では取扱金額シェア21%と高い
- 訪日外国客数増加で長期的には追風か?
リスク
- コロナショックで短期的には旅行産業壊滅状態
- 手元現金等は2000億ほどあるが自己資本比率16%台。固定費負担が重い企業だと数カ月売上が無いと債務超過の危機
- 利益率高いがハウステンボスの売上は落ちている。ラグーナテンボスで巻き返しが図れるかが課題
コロナショックを乗り切れるかどうかですね。全ては..
以上です!
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 月、50銘柄まで1株から定期買付機能があるのでドルコスト平均法に最適
- 100株投資も出来るので、株主優待銘柄の購入にも向いています
- 1株から申し込めるIPO(新規公開株買付)もあります
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