資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第76弾!(過去記事一覧はこちら)
不動産賃貸管理でホームメイトで有名な東建コーポレーション(1766)です。株主優待は複数ありますが使える!のは100株保有でもらえるハートマークショップ(カタログギフト系)で使える4000円分の優待券です。配当+優待利回り3.4%になります。
稼ぎ頭は施工の建設関係です。地主へ賃貸経営を提案し、施工からアフターサービスまで手掛けるビジネスモデルです。地主視点があるためか、東建コーポレーションの賃貸物件は庶民に嬉しい間取りや家賃の物件が多い印象ですね。株主優待で工事代金の0.5~1.5%の住宅機器付与サービスや仲介手数料割引になる特典もあります。これを利用すると利回りは10%台に跳ね上がる可能性もあります。
1766東建コーポレーションの魅力は以下。
- 配当+優待利回り3.4%
- 株主優待は100株で4000円相当ハートマークショップの優待券
- 同社にアパート工事をお願いする方は必須の株主優待
- 同社関連の賃貸管理物件を借りる場合にも必須の株主優待
- 不動産賃貸と建設、施工事業が2大柱
- 長期的に安定した黒字を叩き出しており手元現金が豊富。現在の配当利回りは低いが完全無借金経営で配当性向も低めなため、思わぬ増配があるのでは?
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(不動産賃貸と建設事業)
2.各種指標(配当+優待利回り3.4%)
株主優待(ハートマークショップ4000円優待券)、5年株価チャート
3.財務分析
4.業績
5.配当金・自社株買い
6.魅力とリスク
1.事業概要(不動産賃貸と建設事業)
会社概要です。
- 会社名:東建コーポレーション株式会社
- 1976年設立
- 東京証券取引所一部上場
- 事業内容:土地所有者向けリース建築事業、設計住宅事業、賃貸マンション・アパート・貸店舗の仲介事業、ワンイヤー(家具・家電1年賃貸)マンション事業など多数
会社概要より抜粋
事業概要
- 建設~不動産賃貸に関して非常に幅広く手掛けられています。一言では言い表せない。。
- 新商品開発事業では、次世代アパートやマンション関係の施工から賃貸経営を手掛けています
- リース建築事業が同社の長年培ってきた一つの特徴です。地主に対して土地の活用方法から賃貸経営の提案、提案した物件に関しての建築・施工管理、完成後の賃貸物件管理とはじめから最後まで全てをトータルにガッチリサポートしています。
- 設計建築事業は複数の会社をM&Aする事で自社で設計・施工できるようにされています。
- ホームメイトの愛称で親しみのある賃貸管理事業は消費者にもなじみがありますね
- 関連物件のリフォーム事業も手掛けられています。
- これは決算説明資料からの抜粋ですが、このビジネスモデルが分かり易いです
- 大きく建築事業と不動産賃貸事業が2大事業となっており、建設事業は都度お客さんを開拓して実施していくフロー事業。これは単発物件ですが利益率が高そうです。
- 対して不動産仲介管理や賃貸事業に関してはストックビジネスモデルですね。仲介手数料は単発ですが、地主からメンテナンスや経営代行業務でサブリース契約を結び安定した収入を得る仕組みです。
事業内容,2019年決算説明会資料から抜粋
セグメント別情報
2019年度の決算短信と決算説明会資料を元に掘り下げます。セグメントは大きく
- 建設事業
- 不動産賃貸事業
に分れています。
- こちらは建設事業の売上高。受注残に関しても同様の構成です。
- 売上の主力はアパートで、ついで賃貸マンションとなっています。
- 営業利益率が10%前後を叩き出す優良事業ですが、受注の変動が大きく売上高、利益高の増減も大きいです
- 主力のアパートが今後長期的に見て首都圏や中部圏で伸びていくのかを見守る必要があります。
- こちらは不動産賃貸事業の売上高です
- サブリース収入がメインなので一旦契約した収入は安定しやすいですね。
- ホームメイトなどで集客・管理を行う一定の費用は発生しますが、契約した物件は管理中心となりストックビジネスと言えます。
- 安定収益源ですね。伸びていてよいです。
- 地域別売上高の状況です
- 首都圏と地盤の中部圏が多くなっています
- 首都圏への人口流入が長期的には続くのでこの傾向はGoodです
- 決算説明資料によると今後も首都圏へのシェア拡大に注力する、とあるので期待できそうです
セグメント別売上高
- これだけ規模のデカい会社なのですがセグメントが大きく2つしかないというのも珍しいですね
- 建設事業と不動産賃貸事業の売上高のバランスは良いです
- 規模が大きいので上期、下期で売上高のバラつきは不動産業にしては小さくなります
セグメント別利益高
- セグメント別利益額は建設事業が主力の収益源となっています。アパート建設は儲かる事業なのですね。営業利益率10%
- 不動産賃貸事業は利益率(5%)が低いまでも安定収益源なのでジリジリとサブリース契約を増やしていってほしいです(ここ数年は調子が良いようで徐々に伸びています)
- そうです
2.各種指標
(配当+優待利回り3.4%)
株主優待(ハートマークショップ4000円優待券)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 配当利回り、優待利回り共に低めですが敢えて注目しています
- バラつきは大きいですが建設事業の売上高が伸びると1株益が跳ね上がるからです
- 配当性向25%(減益基調で)で、完全無借金経営、足元の現金等が1000億と豊富にあります。そのため、どこかで大幅な増配があるのでは?と密に期待しているため挙げています。
- PER/PBRの指標面では不動産業として割安度はありません。この規模ならば普通ですね。
株主優待(ハートマークショップ4000円優待券)
東建コーポレーションの株主優待は多岐に渡ります。優待として利用価値が高いのがハートマークショップ4000円の優待券です。むかし、10株でこの優待券がもらえた時はよく洗剤を買ってました。食料品や生活雑貨がありますので万人に使えるものですね。
他、利用価値が高いのは1000株以上の新米、ミネラルウォーター、焼酎の選択。ホテル多度温泉無料宿泊ペア招待券ですね。1000株保有は766万ほどかかるので….ぞっとしますねw
株主優待をもらうには
- 4月末日
に保有している必要があります。
自社サービス関連の株主優待(工事請負代金の0.5~1.5%相当額の住宅機器付与
- 同社で物件の工事をお願いしている方向けに工事金額の0.5%~1.5%相当の住宅機器付与サービスがあります
- アパートなんかを建設すると数千万から億単位でかかるでしょうから、その0.5%…凄い利回りになりますね。(1億の0.5%は50万。。)
- 単発でしか使えないでしょうが、東建コーポレーションに工事依頼を考えている場合は絶対買いでしょうね。
賃貸物件の仲介手数料割引サービス
- これは利用価値の高い優待です。
- 社会人になっても一生実家暮らしの人は限られ、賃貸物件に入居する人は多いと思います。
- その時に、ホームメイト関連の物件で賃貸契約を結ぶのであれば仲介手数料が割引になるサービスです。
- これは馬鹿になりません。僕も今まで6回ぐらい賃貸物件を借り換えていますが、仲介手数料は大抵、家賃の1ヵ月分~2ヵ月分かかるところが多いです。家賃が5万だとしたら手数料も5万。これが、同社管理物件だと100%割引。同社管理物件外でも50%割引。家族利用でも70%、30%割引です。
- 100株保有から利用できるので、例えば僕のようなサラリーマンが家族総出で引っ越しして家賃7万/月の物件に移るとしたら手数料1ヵ月分は7万。そのときの優待利回りは10%近くになりますね!
株主優待サービスより抜粋
5年株価チャート
- 東建コーポレーションに注目しているひとつの理由はチャートの形
- 高値14000円から右肩下がりで下がっており5年来安値付近なんですね
- コロナショックで6000円程度まで沈んだ株価は7700円。中々良い位置ではあります。
- 不動産賃貸会社最大手の大東建託と同じようなチャートを形成しており仕込みどころとしては悪くないです。
100株保有は余裕ですが高いですね。都心の受注高が1年で半分など急減しないでしょうし、不動産賃貸は安定収益源です。単価が高いのがたまに傷ですが、こういう銘柄こそSBIネオモバイル証券で毎月、1株ずつなど定期買付していきたい銘柄です。
1株ずつの買い増しならドルコスト平均法となって平均取得単価が下がり値下がりリスクを軽減できます。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り3.4%+αを維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- ここ10年間は安定した黒字を継続しているため財務基盤が強化されてきています
- 自己資本比率は50%近くまで上昇。有利子負債はゼロです。(建設銘柄、不動産銘柄では超優秀です)
- 際立っているのが現金等の額。なんと、利益剰余金を超えています!相当にキャッシュリッチなのでしょう。だから減益基調でも増配出来るのです。
配当+優待利回り3.4%+αの維持は問題ないと見ます。むしろ都市部への建設や不動産賃貸経営に攻勢をかけているので増配して上がる可能性が高いと見ます。
4.業績
配当+優待利回り3.4%+αを維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 長期的には少しずつ増益になってきています。高値14000を出した時は登り調子だったようですね。今期は減益予想ですが長期的に見れば成長してきています
- 都市圏に攻勢をかけていくためまだ5年、10年単位では伸びるのでは?とみます
配当+優待利回り3.4%+αは維持できると見ます。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金・自社株買い
- 11年度の減配は謎です。10年度が実は減配じゃなくて80円配だった?と思えるような業績や財務状況です。
- 以降は業績の上げ下げを経て長期的には伸びている状態を背景に2.34倍程度に増配してきています。(80円→220円)
- 来期減益予想で配当性向30%台なので余力はあります。
- ここ2,3年の踊り場状態を乗り越えて更に業績向上していけば増配継続するのではとみています。
配当+優待利回り3.4%+αは問題ないとみます
6.魅力とリスク
東建コーポレーションの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り3.4%
- 株主優待は100株で4000円相当ハートマークショップの優待券
- 同社にアパート工事をお願いする方は必須の株主優待
- 同社関連の賃貸管理物件を借りる場合にも必須の株主優待
- 不動産賃貸と建設、施工事業が2大柱
- 長期的に安定した黒字を叩き出しており手元現金が豊富。現在の配当利回りは低いが完全無借金経営で配当性向も低めなため、思わぬ増配が!?
リスク
- 建設事業の受注、売上高の変動が大きいためここが落ち込むと減益基調が続く
- 建設事業はアパートが中心。アパートの将来需要は?おひとり様世帯の増加はアパートよりもワンルームマンションの方が伸びるのでは?(でも、アパートはマンションに比べて賃貸割安のイメージが強く外国人労働者や低中所得者に人気がありそう。)
アパートとマンションの違いを同社は分かり易く説明されていました。(2013年と古い記事ですが)
東建コーポレーションの物件は高級感は無いのですがお得、コスパ良し、満足度が高いといった物件が多いのを思い出しました。先に紹介していたエフ・ジェー・ネクストは裕福層向けの印象ですが、ここは対象顧客層が違うのでしょう。
以上です!
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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