資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第87弾!(過去記事一覧はこちら)
航空機リースが柱のジャパンインベストメントアドバイザー(7172)です。株主優待は100株保有で最大5000円のQUOカードがもらえます(2年長期前提)。その他、証券新聞の無料購読券ももらえる粋な優待です。配当+優待利回りは11%です。
過去の業績の伸びだけ見ると素晴らしいグロース株なのですが、時代が悪いです。コロナショックで航空機が殆ど飛んでいないためここのリース需要も急減している事が伺えます。FPG(7148)も同様の事業を展開していますが、ここは特に航空機リースに集中しているためより厳しいです。ですが、乗り越えられれば高成長は持続するでしょう。
という事で家族名義含めて300株保有しています。頑張ってくれぃ!! 20年5月1日に第一四半期決算発表!第一四半期は大口案件の成約が前期遅れていた分が無事完了し、増収増益!下期は大幅な減益予想ながらも黒字維持!なんと、配当予想は32円のまま!これは期待できそうだ!
7172ジャパンインベストメントアドバイザーの魅力は以下!
- 配当+優待利回り11%
- 株主優待は100株保有で最大5000円のQUOカード(初年度1000円)
- 直近までは増収増益で高成長のグロース株!
- 株価は高値6000円から大きく下落し、2000円の時にコロナショック発動し600円以下に一時なっており1/10以下に。流石に下がり過ぎです。
- 第一四半期決算は黒字で増収増益!第二四半期は大幅減益予想ながらもまさかの黒字予想!
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(航空機リース事業展開)
会社概要です。
- 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
- 2006年設立
- 東京証券取引所マザーズ市場上場
- 金融ソリューション、メディア関連事業
”日本の経済力、国際競争力、プレゼンスを金融力で向上させて行く。それが我々のミッションです”
小粒でもピリッと辛い存在で金融を通じて社会貢献を図りたい意志がトップメッセージから伝わります。力強い企業ですね。
事業概要
決算説明資料が分かり易いためこれを用います。
- 子会社の事業一覧を確認する事で事業概要が見えてきます
- 主力は航空機リース事業、他、FPGと同じくコンテナリース事業もやってます。同業ですね。
- よく考えているな!と思ったのがパーツアウト・コンバージョン事業です。老朽化した航空機を業者から買い取って、部品を取り換えて輸送機用途に変更して販売するなど出口戦略の事業ですね。
- その他、投資や保険業務、M&Aアドバイス業務を手掛けています。
- メディア事業は日本証券新聞社関係の事業ですね。歴史ある証券新聞の提供です。
- 一覧にイメージとしてまとまっており分かり易いです。
- IPOコンサルティングやプライベートエクイティ投資業務なども手掛けています。
- 再生エネルギー事業は太陽光パネルなど大規模な設備投資時の融資事業ですかね。みずほリースも製造設備やライン向けの融資事業を手掛けていました。
事業紹介 2019年決算説明資料 より抜粋
決算説明
- 昨年の決算は増収減益。大口案件の契約ずれ込みが主要因のため大きな影響はなさそうです。
- 営業利益率が50%超えと高いですね。
- 当期純利益率も30%近くあります。
- セグメント別売上高情報です
- 売上の9割以上がオペレーティングリース事業です。超特化していますね。
- 続いてその他事業、環境エネルギー事業、パーツアウト・コンバージョン事業と続きます。
状況が状況じゃなければ特化していて男前で凄いと思いますが…
- オペレーティングリース事業の組成構成です。
- 組成金額の9割が航空機。船舶ゼロ件って…。次いで、コンテナ・太陽光発電と続きます。
- これは興味深い資料です。
- 何か事業を興す時にはお金が必要ですが、その投資資金集めの対象として投資家を紹介するビジネスマッチング制度のようです。
- 投資家は税理士、会計事務所などの個人から地銀、信用金庫などの組織から募るようですね。事務所を経営している方は(僕も士業営んでいる人を少し知っていますが)、会社員とは比にならないほど収入と資産を持っているのでその運用先を絶えず探しているように思います。こういうところで役立つのでしょうね。
- B/Sは短期借入金が肥大化しており売上が急減すると終わる可能性を秘めている危険な状態に見えます。
- 短期借入金に対して現金預金は1/3しかないので組成収入が資金を繋ぐ鍵に思えます。リース契約なのでたちまち今日明日どうなるものではない契約だとはおもいますが、危険であることは確かです。
- 拡大・成長しきった後ならば、ここまで無理はしないと思うのですが拡大期なのでアクセル全開なのでしょう。
- 主力の航空機のリース市場規模に関する長期予想です
- 資料によるとこれから20年ほど先では旅客機は23904→40301機と倍近くに増えるそうです。このような予測があるとそりゃあアクセルは踏みたくなるでしょう
コロナを乗り切ってくれれば一気に将来期待できる状況にはなります。コロナによってこの予測は変わるでしょうが、傾向として旅客機の数が増えていくことは変わらないでしょうし。
- 興味深いHOTな資料がありました。
- コロナ影響による20年12月期の業績駅用は第三四半期まではおおむね固まっているそうです。
- ですが、既に契約しているリース先の業績状況によっては事態の深刻化や長期化の可能性があり危険な状態です。
- 最後の一文で、コンティンジェンシープラン(経営緊急危機時のビジネス対応プラン)の準備とあります。ここに期待して倒産は免れる事を願います。
先のFPGの決算予想は大幅な下方修正ながらも利益確保の決算予想でした。しかも手元現金を200億用意しての万全の体制です。同業で類似事業を展開している同社も同様の戦略を展開し、減配ながらも乗り切る期待ある業績予想を出してくれることを願います。
個人的には優待は死守してもらい、無配を落としどころとして頑張って欲しいです。優待死守ならば最後まで付き合いますよ!
2019年決算説明資料より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り11%)
株主優待(QUOカード3000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- この配当+優待利回りは出ないでしょうね。僕の強気予想は無配で優待維持で総合利回り6.7%狙いです。QUOカード5000円配布する長期保有者は少ないと考えられるため、キャッシュはそこまで痛まないはず。
- 別な言い方をすると無配かつ優待廃止まで発表すると倒産するのでは?と思います。それだけ資金繰りに不安がある事の現れなので
- 収益バリュー、資産バリューのPER/PBRは激安水準ですが、コロナショックを乗り切るまでは当てにならない指標に思えます。
株主優待(QUOカード5000円)
ジャパンインベストメントアドバイザーの株主優待はQUOカード最大5000円がもらえます。(100株保有時)
株主優待をもらうには
- 12月末日
に100株保有している必要があります。
長期保有特典を設けており
- 100株保有時:1年未満1000円、2年未満3000円、2年以上5000円
- 2000株保有時:1年未満3000円、2年未満5000円、2年以上10000円
のQUOカードがもらえます。
株主優待制度より抜粋
5年株価チャート
- 19年の減益予想が出るまでは綺麗な右肩上がりの株価を形成していました。
- 6000円まで行ったんですね。その後、減益予想を嫌気してか株価はずるずると下がり、2000円へ。コロナショックで600円以下に下落。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り11%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 現金等、自己資本は順調に伸びてはいます。
- 19年度までは現金預金を369億までつみあげています。でも、短期借入金がその3倍はあります。
配当+優待利回り11%の維持は短期的には難しく思います。
4.業績
配当+優待利回り5.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 段々とリース業界の構図が分かってきました。不動産と似ていますね。
- 基本的には借入金など負債に頼ってレバレッジを効かせた投資形態
- 営業利益率が40~58%と凄まじい事になっています。
- 営業利益が12年比で192倍ww 経常利益が13年比で36.5倍ww 次元が。。。
配当+優待利回り11%はこの業績が続くならば問題なしですがコロナでどうなるかどうか….。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 16年配当開始から連続増配中です。
- 4年で配当6倍。18年に12億の強気の自社株買いをぶちこんでいます。
- コロナショックじゃなければもう、素晴らしい伸び方で突っ込み買いしたくなりますね!
配当+優待利回り11%はコロナの終息次第。せめて株主優待だけは維持してほしい。
6.魅力とリスク
ジャパンインベストメントアドバイザーの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り11%
- 株主優待は100株保有で最大5000円のQUOカード(初年度1000円)
- 直近までは増収増益で高成長のグロース株!
- 株価は高値6000円から大きく下落し、2000円の時にコロナショック発動し600円以下に一時なっており1/10以下に。流石に下がり過ぎです。
- 第一四半期決算は黒字で増収増益!第二四半期は大幅減益予想ながらもまさかの黒字予想!
リスク
- コロナショックによる航空機リース需要の急減、下手するとゼロ化
- 減収減益による資金繰り悪化
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 月、50銘柄まで1株から定期買付機能があるのでドルコスト平均法に最適
- 100株投資も出来るので、株主優待銘柄の購入にも向いています
- 1株から申し込めるIPO(新規公開株買付)もあります
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