2020年 春号 会社四季報銘柄分析 持ち株編 バリュー株


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2020年 春号 会社四季報銘柄分析 持ち株編 バリュー株

3/16日は会社四季報春号の発売日です。早速手に入れたので、資産株記事は暫くお休みして荒い銘柄分析に明け暮れた記事を書いていきます。

なお、僕の投資手法は

  • バリュー株:割安銘柄を仕込み、割安水準が見直されたときの値上がり益を狙う
  • 大型株:コロナショックのような全体下げムードの時に、業界最大手などの大きな会社の株を買い、全体上げムードに転じた時に値上がり益を狙う
  • 資産株:配当+優待利回り5%以上を長期的に享受できる銘柄を狙う

に大別しています。

今日は持ち株のざっとした分析です。メモ風にコメントしていきますがご容赦ください。

バリュー株

1413ヒノキヤグループ
・コメント概要
絶好調で最高益。中身を見ても全く問題なし。買い増ししたいぐらい。
・現在の株価
上場来安値更新中。
業績通りならば市況回復すれば2500円は狙える(今1436円)

1720東急建設
・コメント概要
恐れていた注残減少で21年は大幅に減収減益。
だが、不動産にしては財務内容は悪くないので手元キャッシュは潤沢。
ここはもう数年塩漬けにします。
1700株まで増やして半分以下に減らしたので影響はそこまで大きくない。
キャッシュ豊富なので流石に30円配当→15円など卑劣な事はしないと予想
この会社は、毎年強烈な保守的業績予想を4月末から5月に出すので、買うならその超保守的な予想で株価が急落している時がねらい目です。
・現在の株価
5年来安値を更新し、7年来安値の400円を目指す展開。
株価回復は22年の業績次第

【投資10.】バリュー株分析 東急建設(1720) 1Q経常利益 通期進捗率54%!

2376サイネックス
・コメント概要
1500株まで増やしましたが、中間決算が悪く一旦100株まで減らした株。
内容は悪くないです。主力の出版は微増、次なる柱のロジスティクス・web関連も
改善。バリュー株として仕込むなら今のタイミングは絶好の場です。
ただ、前期比増益でしょうが今期予想を達成するのは難しいとみます。
第三四半期終わって進捗率が60%以下。まだ、待ちの銘柄ですね。
100株で配当とクオカードもらっておきます。自己資本比率が66%もあるので
放置でOK。
・株価
10年来安値まではまだ遠く、割安水準とは言えません。

【投資11.】バリュー株分析 サイネックス(2376) 上方修正期待&発行数11%の自社株買い実施!

2790ナフコ
・コメント概要
増税と天候不順で後半大幅減とあります。これによって営業増益幅縮小。
出店に対して退店が多く、21年も出店抑制。(むしろそれでいいと思う)
主力の資材・園芸・DIY堅調で日用品が停滞とのこと。
四季報予想が余りに保守的過ぎるように見えます。この会社を少し低めに見すぎではないでしょうか?
何故なら、第三四半期決算が終わって経常利益は81億。通期の進捗率91%になっています。(営業利益も74億にたいして、76億で超過しています。)四季報予想なら第四四半期は-10億の赤字に転落します。このレベルを出すなら月次売上が70%など相当に落ち込んでいなくてはならない。

ナフコ月次売上

月次売上推移より抜粋

僕はナフコをバリュー株の準主力としてみています。第三四半期決算の内容を見ると減収ながら増益となっています。企業内努力のコスト抑制が好調であり、天候不順による売上減少をカバーしている。現に第三四半期の月次売上は10月から悪いですよね?

でも増益となっている。僕は通期予想は上方修正が出るとみています。今の株価ならばむしろ買い増ししたい水準。ナフコは上場来安値更新中です。

 

 

 

6343フリージア・マクロス

 

まさかの経常利益10億の大台予想になっています。会社予想が9億なので10%超過予想です。第三四半期決算で既に9.7億の経常利益を叩き出しています。四季報予想はかなり控えめと見ます。経常利益11億もねらえるかもしれません。

中身も良いです。製造供給が若干悪いですが、主力の住宅関連が堅調な伸びを維持する予想。新たな買収案件のために調達したスター銀行の融資枠の利息支払いのため当期純利益は思ったほど伸びない予想です。でも、それでいい。攻めの姿勢で新たなキャッシュを生む先を関連会社化してくれれば良いです。

株価は20年来安値程度です。市況が回復すればぶっ飛ぶ可能性があるので焦らずホールド&徐々に買い増しです。

【投資9.】バリュー株分析フリージア・マクロス(6343) 1Q経常利益前期比2.7倍!配給により累損87億円完済!

 

6355住友精密工業

30年来安値更新中です。こいつはハッキリ言って博打株です。熱交換機器について適切な検査をしていなかった事で新たな行政指導を食らっています。検査資格はく奪で外注検査に出す事になりました。

しかし、業績は超好調です。第三四半期決算まで終わって経常利益は前期通期の2倍程度。強烈な増益です。1株益予想は四季報で944円。PER2.2倍です。PBRじゃないですよ!PERが2.2倍ですよ!

住友精密

第三四半期決算を見る限り、航空宇宙関連・熱エネルギー関連・ICT関連事業全部が絶好調で増収増益になっています。何故か、これが来期は航空関連の伸びが鈍化し、開発費用が増えるので営業減益となっています。それにしたって、ちょっと保守的過ぎるのでは?

航空関連が横ばいならば1株益500円は軽いのでは?と思っています。この株はもう2,3年添い遂げて様子を見ようと思います。

第三四半期決算短信より抜粋

 

7812クレステック

第一四半期が悪く落ち込んでいましたが中間決算で盛り返して前期比増益着地。製品取扱説明書が事業主力のクレステックです。上場来安値付近の株価です。

新型肺炎の影響ありとありますが、ここの主力は日本と中国を除くアジア圏。日本、アジア圏ともに好調予想です。四季報の来期業績予想が前号比増額になっています。これは第三四半期を見てみないと分かりませんが、少し楽観的過ぎでは?と思います。

しかし、このままだと株価800円で41円配。配当利回り5%はいけそうです。値上がり&利回り益のダブルが狙える銘柄です。

 

9780ハリマビステム

最有力候補です。四季報内容良いですね。ビルメンテナンス会社ですが、既存の継続案件交渉が上手くいっており値上げ交渉が成功しているそうです。臨時案件も好調。21年度も継続に加えて、淡い期待でしたがなんと

首都圏再開発需要のビルメンテナンスも取り込める可能性があるとあります。今期、来期の1株益予想は500円間近。1株純資産は6000円超え。人件費増は外国人労働者を雇う事も検討とあります。

確かに製造業でも外国人労働者を受け入れているのが昨今です。ビル清掃作業も難しくないと思うので十分取り込める可能性があります。ここも強気でホールドし買い増しを検討したいところ。

6932遠藤照明

商業用施設照明器具首位。LED英国普及やスマホ操作の照明器具などを来期出す予定ですが厳しいですね。第三四半期の経常利益進捗率が62%。下方修正濃厚です。ただ、配当性向に余裕ありなので、減益ながらも配当は維持するとみます。現在の株価なら配当利回り5%超えです。長期保有継続。(塩漬けともいう)

1815鉄建建設

鉄道工事系ゼネコン。インフラ系なので堅いと思い買ってますが塩漬け中。四季報予想は連続増配など良い言葉が続いており21年度も好調なようです。好受注で。第三四半期の進捗率は70%以下なので下方修正濃厚。期末一括配当なので3月のインカムゲインは凄いですね。

バリュー株ここまでです。次、大型株行きます。

 

 

 


2020年 会社四季報 春号の他分析記事は以下!

 

 

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