2020年 春号 会社四季報 バリュー株、大型株、資産株 銘柄分析 8000番台


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2020年 春号 会社四季報 バリュー株、大型株、資産株、銘柄分析 8000番台

2020年春号の会社四季報銘柄分析はとうとう8000番台まで来ました。値上がり期待のバリュー株、大型株。配当と優待利回りが5%以上の資産株をざっくりと洗い出します。

8000番台は銀行、証券会社、商社、リース、不動産などが多い印象です。ここの業種の業績や財務内容を読み解くのは難しいです。

商社は多角化経営が基本なので何を軸としているのか読み取りづらいのと、そもそも商社が何をしているのかいまいちイメージが出来ません。海外から安い素材を輸入して国内で転売する、またその逆をやる。そこからスタートして、優良事業があれば資本を投下して商社であるが製造業なども展開しているところがある。輸入の対象が原料や素材ではなく、半導体や家具などになっているところもある。

銀行やリース会社は自己資本比率が基本的に低くメガバンクや有名なリース会社でも低めです。そのため、財務内容の堅さが分からないです。手元キャッシュやPBRを頼りに投資しているような形です。

不動産は分かり易いです。土地や建物を仕入れるために基本的に大量の借金をします。そうして資産を大量に仕入れて売却するレバレッジ経営に徹する事で財をなす事業です。そのため、基本的に自己資本比率が低めです。仕入れている土地や建物が売れなければすぐに倒産の危機に陥る危うさがあります。

そのため、不動産で自己資本比率が高い銘柄というのは過去から業績が好調で成功パターンを知っていると言えます。成功しているからキャッシュが貯まってきて、いずれレバレッジに頼り過ぎない経営が出来る体質になったと読み取れます。不動産はそういう堅い銘柄を中心にあげています。エフジェーネクストやエスリードなどがそれに当たります。

 

銘柄分析は大きく

  • バリュー株・グロース株
  • 大型株
  • 資産株

あたりで挙げていきます。

以下の観点を重視しています。

 

【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」

【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄

【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】

 

 

バリュー株、グロース株

なんと!読み終わってみるとバリュー株と言えるものがありませんでした。

バリュー株というよりも資産株や大型株の要素が強いものとみて選んでいるようです。今は暴落相場なのでどの銘柄も指標は基本的にバリューになっていますね。


大型株

8053住友商事

  • 住友系総合商社。
  • 鉄管、メディア強し。非鉄の資源あり。商社の事業概要を把握するのは苦手です。
  • 営業利益率は2~3%で低い。自己資本比率33%。配当利回りが高めで6%超えています。(1211円)

8058三菱商事

  • 三菱中核の商社。資源は原料炭。機械、食品、化学品などの事業基盤も持つ。
  • 営業利益率は4%程度。(最近M&Aで拡大した?営業収益が19年から2倍以上に拡大している)
  • こちらも配当利回り5.89%(2200円)。減損で減配の可能性もある商社株です。

8130サンゲツ

  • インテリア商社最大手。壁紙首位。
  • 営業利益率4%程度安定。自己資本比率58%。
  • 配当性向高めです

8273イズミ

  • 中国四国・九州に展開する総合スーパー。
  • 営業利益率5%弱。
  • 高値5700円から半値へ下落。優待利回りが中々良いので資産株保有しながら上昇待ちは有
  • 嫁の実家、広島に行ったときや島根に出向している時に夢タウンをよく見かけて行ってました

8725M&ADインシュアランスグループホールディングス

  • 損害保険首位。三井住友海上、あいおい、ニッセイなどが連合。
  • 正味保険料率7%。コロナの影響がどれぐらいかは不明。だが、コロナがあって保険を解約する人は少ないと思います。影響は軽微かも。
  • 配当利回り5.08%(2953.5円)

8795T&Dホールディングス

  • 生命保険会社の持ち株会社。
  • 太陽生命、大同生命など。
  • 保険料率比率7%程度。5年来安値。単元価格安いので打診買いして下がれば少しずつ買うのが妥当
  • 配当利回り5.18%(850円)

資産株

8005スクロール

  • 生協向けカタログ通販やネット通販展開。
  • 3万円以下で買えて、配当10円、優待は初年度1000円、3年長期保有で2000円までUP。
  • 優待は自社サイトで使える買物優待券です。
  • 総合利回り最大10.38%(289円)-長期保有前提

8098稲畑産業

  • 化学専門商社で住友化学が筆頭株主
  • 営業利益率は2,3%と低い。
  • 自己資本比率46%,配当性向25%
  • 総合利回り6.45%(1131円)優待はQUOカード(3年長期前提)

8119三栄コーポレーション

  • 家具、料理用品、家電などの専門商社
  • 良品計画にOEM。営業利益率は5%が調子が良い状態?
  • 自己資本比率51%。配当性向高め
  • 総合利回り6.87%(2766円)カタログギフト

8167リテールパートナーズ

  • 地方スーパー連合。九州地盤
  • 絶えず黒字安定だが営業利益率は2~3%。
  • 自己資本比率62%で利益剰余金は豊富。気長に持つ資産株
  • 総合利回り6.29%(636円)優待はUCギフトカード2000円

8173上新電機

  • 関西地盤の家電量販店大手
  • 業績向上中。端株優待破格
  • 優待利回り200%以上

8267イオン

  • 国内流通2強の総合GS。
  • 金融、不動産、スーパーなど多角経営
  • イオンで買い物するなら即買い銘柄
  • 総合利回り15.24%(2192円)

8304あおぞら銀行

  • 不動産融資、個人・法人向け金融商品販売が柱
  • GMOとネット銀行開業。
  • 経常利益率30%弱。配当利回りが銀行ではトップクラスか?
  • 総合利回り8.27%

8306三菱UFJフィナンシャルグループ

  • 国内最大のメガバンク。
  • 銀行、信託、証券、カード、リースなど幅広く展開。
  • 営業純益率20%程度。
  • 高値から半値以下なので流石に買い。少しずつ集めています
  • 配当利回り6.39%

8542トマト銀行

  • 30年間50円配当維持。
  • 上場来安値更新。1000円以下なら配当利回り5%の長期享受は余裕と見ます。
  • 配当利回り5.3%(943円)

8566リコーリース

  • リコー筆頭株主。
  • リース系。資金心配だがリコー本社支援があるとみます。
  • 総合利回り5.17%(2710円)優待はQUOカード最大5000円

8570イオンフィナンシャルサービス

  • イオン筆頭株主。
  • グループの銀行、クレジットカードなど展開。
  • イオンの売上は一定続くのでここも一定需要はあるとみてます。
  • 営業利益率10%超え
  • 総合利回り6.5%(1046円)

8591オリックス

  • リース、生保、不動産高く経営。
  • 営業利益率13%程度と高収益。
  • 優待が素晴らしい。永久保存銘柄

8772アサックス

  • 不動産担保ローンを首都圏に集中展開。
  • 10年間安定黒字で業績ばらつき低い。
  • 営業利益率50%以上と堅い。
  • 自己資本比率50%と業界では相当な好財務。
  • 首都圏再開発が進む事を考えると、長期安定資産株
  • 総合利回り6.34%(552円)

8877エスリード

  • 近畿圏で分譲マンション展開。マンション供給戸数近畿圏でトップ。
  • 自己資本比率62%(不動産では高い!)
  • 営業利益率12%と高い!
  • 最高益更新!
  • 優待はカタログギフト。
  • 配当性向15%以下で手元現金も234億もあり、増配余地十分にあり。
    永久保存銘柄級!
  • 総合利回り5.8%(1207円)

8881日神グループホールディングス

  • 東京、神奈川でマンション展開。
  • 自己資本比率57%と高め。
  • 営業利益率7%程度で安定
  • 総合利回り7.34%(354円)

8887リベレステ

  • 首都圏で分譲マンション展開。
  • 営業利益率13%と高めで安定。
  • 自己資本比率65%で堅い。
  • 手元現金も豊富
  • 総合利回り6.33%(632円)

8917ファースト住建

  • 戸建分譲、1次取得者向けに展開。
  • 成長性はないが、安定して高収益。
  • 営業利益率8~10%。自己資本比率64%
  • 手元現金100億と豊富。
  • 今期は続落予想なので再度750円以下になれば資産株狙いで追加したい。
  • 総合利回り5.92%

8928穴吹興産

  • 四国で分譲マンション首位級。
  • 人材派遣会社やスーパーなど多角事業展開。人材派遣会社も上場中。
  • 営業利益率5%程度で安定。
  • 19年12月に分割発表し、優待内容は維持しており優待利回り実質2倍のふとっぱらな事を実施している。
  • 総合利回り6.57%(1254円)

8935エフ・ジェー・ネクスト

  • 首都圏の駅から徒歩圏内物件をに的を絞り、ワンルーム用分譲マンションを集中投資。
  • 首都圏のワンルームマンション供給数トップを数回奪取。
  • 首都圏は2050年まで人口流入が続き、おひとり様世帯比率も上がるので、この会社の狙いどころは高原状態。
  • 自己資本比率60%と不動産では堅い。
  • 営業利益率12%程度で長期成長している。
  • 配当性向も20%程度と増配余地あり。
  • 永久保存銘柄と認定し、家族名義分持っています。
  • 総合利回り7.67%(769円)

 

資産株中心に良い銘柄が多いですね。あおぞら銀行は大きく減配かと思いましたが四半期決算で大した減配になっていません。配当利回りが非常に高いのでねらい目かもしれません。

不動産は紹介した銘柄はどれも堅いです。この利回りなら全力単元株買いしたいところです。まぁ、まずはオリックスとエフジェーネクストの永久保存銘柄から買うのが堅いですかね!

 

今回は以上です。

投資家とランナーに幸あれ!

2020年春号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?

 

 

 

 

 

2020年 会社四季報 春号の他分析記事は以下!

 

 

 

 

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