2020年会社四季報秋号の通読分析。8000番台です。
8000番台は銀行、不動産、リース系のその他金融業が豊富にあります。銀行系は右肩下がりの魅力的な株価で高配当株が多くコツコツ買いに適しています。
不動産はもろ刃の剣。業績変動が激しく負債を効かせて販売用不動産を取得・販売する業務スタイルのため自己資本比率が低く、危険な銘柄もあります。その中で好財務の銘柄で安定黒字のエスリードやFJネクストは光り輝いています。
証券業もありました。証券は業績変動が激しく急激な減配もあるため長期保有には向かないイメージです。今回も殆ど取り上げる事はありませんでした。
リース系は三菱UFJリース、リコーリース、みずほリース等、連続増配、長期非減配銘柄が多く魅力的です。株主優待も金額の大きい金券を扱うところがあるのも◎。
今回も
- バリュー株・グロース株
- 大型株
- 資産株
で挙げていきます。
以下の観点を重視しています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
- 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
- 青字のリンク銘柄は過去記事を書いたことがある銘柄
です。
バリュー株、グロース株
まさかのバリュー株、グロース株狙いの株が見当たりませんでした。しいてあげれば、資産株に分類していますが
これが魅力的に思いました。その理由は以下です。
- 配当性向低く減配の恐れが少ない
- 安定黒字で営業利益率8%程度で高収益
- 優待を合わせた総合利回りは5%以上。
- 現金同等物が時価総額を上回っており資産バリュー株
- 株価は右肩下がりで400円台前半。
- 自己資本比率50%台で不動産分譲銘柄の中では抜群の好財務
欲しくなりましたが、僕は同業でエフジェーネクストを値上がり期待株に沿えて枚数を増やしています。非常に欲しいですがやり過ぎになるので様子見です。
大型株
- 国内最大のメガバンク。
- 銀行、信託、証券、カード、リース等展開。
- コロナで与信費用大幅増で減益。長期値上がり期待待ちで400円前後でコツコツ仕込み続けるのが吉。配当利回り6%弱。
三井住友のように累進配当は挙げていないですが実質やっています。あと、余りにも業績が悪化すれば減配は仕方ないでしょう。三井住友も過去に減配しています。(累進配当宣言前だと思いますが。)ここは400円台前半はコツコツと拾うのみ。ここが潰れるようであれば日本の銀行は全て潰れると思います。
8570イオンフィナンシャルグループ
- かつて27年非減配のイオン系金融サービス。
- コロナ影響で大幅減益(第一四半期赤字)で非減配途切れて大幅減配。
- だが、株価もあがり過ぎで19年の2358円高値から一時793円まで下落。986円の今は値ごろ感有。
バリュー株としても欲しい株。だが資金が無い。(他のバリュー株に集中中)今買えないのは出会う場面が悪かったと諦めます。
- リース、生保、不動産など多角事業展開。
- 株主優待が豪華で優待狙いの初心者にお勧め銘柄。
- 今期は配当性向50%引上げで実質非減配を示唆。配当利回り5.7%。
- コツコツ集めるのは有効か?株価はコロナで1958円→1100円まで下落。
- 1300円台はネオモバコツコツ買い有効か。
- 過去、リーマンショック時は大きく減配。
8593三菱UFJリース
- 三菱UFJグループ。日立キャピタルと資本提携予定。
- 30年非減配銘柄。
- 連続増配中で配当利回り5.24%(477円前提)1株500円以下と手頃なのでネオモバで定期買付有効。
8725MS&ADインシュランス
- 損保首位級。三井住友海上、あいおいニッセイ傘下。
- 上場後11年非減配銘柄。配当利回り3000円以下なら5%以上。
- ネオモバコツコツ買い有効ですね。
8905イオンモール
- イオンショッピングセンター系。
- 今期減益予想だが配当維持。上場後18年非減配。
- 株主優待は100株でイオンギフトカードかカタログギフトセット。
- 1400円以下だと総合利回り5%以上。
資産株
8071東海エレクトロニクス
- 電子材料、機器の専門商社。18年非減配銘柄。
- 株主優待は100株保有でQUOカード500円。
- 配当性向高いが手元現金は割と豊富。コロナ安値以下で仕込みたい。
8098稲畑産業
- 化学専門商社で住友化学が筆頭株主。
- 株主優待は100株保有でQUOカード最大2000円(3年長期保有)
- 1000円前後で仕込みたいが、1298円現在でも総合利回り5.62%。
8242エイチ・ツー・オーリテイリング
- 阪急と阪急百貨店統合。
- 百貨店や総合スーパーイズミヤ展開。
- 減益基調厳しいが30年非減配銘柄。
- 40円配当維持なら配当利回り5.66%。
8253クレディセゾン
- 流通系カード首位。
- 減益基調だが安定黒字。
- 配当性向30%程度で配当利回り4%。
- 30年非減配銘柄。PBR0.38倍。ネオモバ定期買付に適す。
8349東北銀行
- 地銀下位。岩手県3番手。
- 上場後28年非減配銘柄。
- 配当利回り4.5%なのでネオモバ定期買付に適す。
8424芙蓉総合リース
- みずほ系の情報・事務機器・不動産リース。
- 上場後16年非減配。15年連続増配。
- 株主優待は100株保有2年長期保有で最大5000円のカタログギフトor図書カード。
- 総合利回り4%以上。
- リース構成バランスの良いリース企業。
- 産業機械、航空、エネルギー、不動産等をバランスよく持つ。
- リコーリースと資本提携。みずほ銀行系。
- 株主優待は100株保有で最大5000円のQUOカード。
- 2680円なら総合利回り5%。2004年上場後、非減配銘柄。連続増配中。
- 30年非減配の安定地方銀行株。
- 配当性向は50%以下で安定
- 。このまま1000円前後で安定してほしい。(ひたすら買っていくので。)配当利回り4.55%(1098円前提)
- 中小企業の小口リース案件に強み。超定額リースでリスクヘッジ強い。
- コロナ禍で貸し倒れ引当金増加し減益。上場後非減配。連続増配中。
- 株主優待は100株保有、長期保有でQUOカード5000円。
- 総合利回り5.4%(2678円前提)]
8596九州リースサービス
- 総合リース九州首位。
- 営業利益率10%以上で安定黒字。配当性向20%以下。
- 株主優待は100株保有でQUOカード1000円。
- 総合利回り5%の5%以下になるのを監視して待つのが堅いか。
8713フィデアホールディングス
- 山形と秋田の銀行が統合。単価が非常に安く100円台前半。
- 上場後非減配銘柄。
- 6円配当続けば配当利回り5%以上。
- スパイス銘柄としてネオモバに入れるのは面白い。
- 不動産担保ローン独立系。営業利益率60~70%の強烈な高収益企業。
- 上場後減配は1度だけで、10.5円→10円の超マイルド減配。
- 配当性向20%めど。
- 株主優待は100株保有でQUOカード2000円。
8793NECキャピタルソリューション
- NEC筆頭株主の持ち分会社。NEC関連の情報通信機器のリース8割。
- 20年非減配銘柄。株主優待はカタログギフト。
- 長期保有で3000円。1800円以下なら総合利回り5%以上。
- 近畿圏のマンション企画開発供給上位。営業利益率10%以上で安定黒字。
- 不動産分譲系では自己資本比率59.8%で好財務。
- 株主優待は100株保有で3000円カタログギフト。
- 総合利回り5.07%(1380円)長期保有有効。
- 首都圏で分譲マンション展開。
- 営業利益率10%以上で安定黒字。減益基調だが、40円配予想。
- 配当利回り5%以上。
- 首都圏で投資用ワンルームマンション販売。
19年首都圏首位奪還。営業利益率10%以上で安定黒字。好財務。配当利回り5%以上。株主優待は100株保有でカタログギフト1500円分。
今回は以上です。
投資家とランナーに幸あれ!
2020年秋号も会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?
|
会社四季報の銘柄分析に興味のある方はこちらの記事もどうぞ!