2020年 夏号 会社四季報 バリュー株、大型株、資産株　銘柄分析 1000番台

2020年夏号の会社四季報をようやく読み始めました。前号はコロナ真っただ中で即戦力を求めるため速攻で分析していきましたが、優待記事の分析の合間をぬってマイペースでまとめます。

あくまでこのまとめはざっくり気になった銘柄の羅列でメモ程度に書きなぐっています。細部の分析は分析記事を書こうと思います。(調査して、お！？と思う銘柄中心に。)

銘柄分析は前回と大きく変えず

• バリュー株・グロース株
• 大型株
• 資産株

で挙げていきます。

以下の観点を重視しています。

 

【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点　「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」

【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄

【10年間で資産価値2.5倍！】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当　【投資19.】

 

加えて、今号は…

• 営業利益率の高い安定黒字の企業
• 現金同等物が豊富なキャッシュリッチ企業
• 今、割高でも業績が安定して長期的にキャッシュを稼ぎだす事業を営んでいる企業

辺りも見ています。

バリュー株、グロース株

1301極洋

• 四季報1ページ目記載のバリュー株。
• 水産品の加工や買付主力。PER9倍、PBR0.8倍。(2400円)
• 配当利回り2.9%で100株保有では2500円相当自社製品。
• 5年来安値水準。コロナ影響は外食関係落ち込むが家庭用食品増で予想は悪くない。

1413ヒノキヤグループ

• 配当バリュー株。不動産にしてはPBRが高い。
• 第一四半期は減収赤字。90円配当で配当利回り高いので100株保有で配当受取ながら将来の値上がりを待つのが有効か。

1997暁飯島工業

• 茨城県の設備工事首位。商業施設・民需主体。
• 業績は横ばい気味だが営業利益率8%以上で安定。現金同等物が自己資本の70%あり資金豊富。
• 第三四半期で通期営業利益達成中の上方修正期待銘柄のバリュー株。

大型株

1379ホクト

• キノコ最大手。
• 成長ないが営業利益率5%前後で安定黒字継続。
• 自己資本比率50%で60円安定配当。優待はキノコセット。
• 株価レンジが狭い。
• 何故か、オートバックスセブンと同じ配当金額で株価も近いので親近感が沸く

1515日鉄鉱業

• 日本製鉄系の鉱業大手。
• 減益予想だが黒字。現金等自己資本30%あり、財務は堅そう。
• 優待はミネラルウォーター。3500円程度で拾いたい。

1518三井松島ホールディングス

• 10年来安値更新。
• 買収旺盛だが石炭市況低迷と価格下落で減益加速。
  
  

1719安藤ハザマ

• ダム・トンネルの大手ゼネコン。
• コロナショックの安値588円付近。減益予想だが21年は戻す予定。
• 手元現金は少ないがネットキャッシュ589億も。
• 30円配当なら利回り5%。打診買い有効。

1799第一建設工業

• JR東日本の線路工事などを受け持つ。
• 7割が同社からの依頼事業で安定。
• 減益企業だが、営業利益率10%で長年安定で有利子負債ゼロ。自己資本比率87%。
• PBRは0.6倍台。配当利回り低いが現金が貯まっていく構造なのでいずれ増配すると見ます。

1808長谷工コーポレーション

• マンション建築首位。
• 安定黒字。
• 不動産・建築関係では指標は普通だが配当利回り高い(5%以上)ので徐々に買うのはありか？

1861熊谷組

• 営業利益230～260億で5年間安定。株価チャートは5年来安値付近。
• レンジ幅は2400～3500といったところ。120円配当で配当利回りが高いので2500円台で買って、3000円以上になったら売るという堅い投資が向いていそう。

1878大東建託

• オーナー用賃貸住宅の建設請負、長期借上げまで手掛ける。賃貸仲介業首位。
• 配当性向50%で自社株買い旺盛。過去の連続増配・増益銘柄。
• 株価は2014年来安値水準。PBRは割高だがそれを埋める配当利回りがある。減益傾向下げ止まりまで少しずつ買い増しを進める。

1879新日本建設

• 配当利回りは低いが、営業利益率10%以上で安定。
• 有利子負債ゼロで自己資本比率62%の好財務企業。
• 現金同等物が自己資本の8割を占める資産バリュー株。
• 株価は18年の1452高値から半値まで下落。打診買い有効。
• 建設と不動産開発(分譲マンション)事業。

1887日本国土開発

• 土木工事の重機主力。減益基調で減配だが、配当性向30%以下。
• 配当利回り5%以上でPBR0.7倍以下。PERは6倍。
• 再上場で長期チャートや読めないが少しずつ買って放置はありかも。

1945東京エネシス

• 東京電力系。
• 火力・原子力発電のメンテナンス・建設工事。
• 減益後横ばい予想だが営業利益率5%以上で黒字安定。
• 自己資本比率73%でほぼ無借金経営。利益剰余金厚い。配当利回り3.8%(704円)

1961三機工業

• 建設設備中心の設備工事大手。プラントエンジニアリング展開。
• 過去5年安定黒字で伸びた後、減益基調。配当利回り高く(5.95%。1176円。70円配)
• 手元現金厚い。

1963日揮ホールディングス

• 総合エンジニアリング国内首位。海外で石油・ガス・化学・発電プラント展開。
• 巨額受注のモザンピークLNG次第だがまだ寄与は先か。

資産株

1438岐阜造園

• 造園事業で唯一の上場。
• コロナ影響で減額。1050円以下で欲しい。
• 総合利回り3%弱。優待は200株保有でQUOカード1000円

1605国際石油開発帝石

• 原油・ガス開発生産国内最大手。
• LNGや天然ガス資源の生産量増加で順調だが、油価格下落で急減で減配。中期方針で24円配当を下限に安定配当説明しておりここは死守するとみて投資中。
• 24円配と400株保有で最大3000円QUOカード。600円前後で買えれば総合利回り5%。
• 上場来安値494円。

1734北弘電社

• 屋内配線工事で北海道内トップ。
• 多様好発電など電気通信工事が主。
• 営業利益率低いが黒字継続。17年以降120円配当継続。
• 優待のQUOカードと合わせて3000円前後で拾いたい(利回り5%)
• 無借金経営で自己資本比率64%。現金同等物は自己資本の1/3

1738NITTOH

• シロアリ駆除、住宅設備リフォーム工事柱。
• 愛知地盤でビルメンテナンスも手掛ける。
• 成長はないが業績安定しており、営業利益率4%弱で安定黒字。13円配当継続。株主
• 優待は1000株保有でお米券5kg。
• 350円以下で拾いたい

1828田辺工業

• 化学プラント主体の総合工事会社。剰余金厚く、有利子負債少ない。
• 現金同等物36億とキャッシュ豊富。600円下限で持ちたい。

1847イチケン

• 営業利益40億円前後で安定黒字継続。
• 1株益400円前後で配当90円なので余裕あり。
• 自己資本比率41%で剰余金厚く、現金が豊富なので90円配も無理なくこなせます。
• 株価も大好きな5年チャート底値の右肩下がり。資産バリュー株です。ネオモバでも単元でも保有中。

1904大成温調

• 空調、給水設備工事中堅。減益基調だが、配当性向50%で配当余力はあり。
• 無借金経営。
• 18年の46円配まで最悪落ちるとみて下値は1500、1600円程度か。PBRは0.6倍。

1982日比谷総合設備

• 空調中心の設備工事会社でNTT向けが主力。
• 5Gデータセンタ向けの受注が長期で底堅い。
• 完全無借金経営で自己資本比率68%。
• 現金同等物が自己資本の40%程度あり、配当・自社株買い余力有。
• 来期は自社株買い停止で配当据え置き予想。ネオモバで定期買付中

 

今回は以上です。

投資家とランナーに幸あれ！

2020年夏号も会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか？

 

 

会社四季報 2020年 3集 夏号【電子書籍】 価格：2300円 (2020/7/11時点) 楽天で購入

 

2020年 会社四季報　春号の他分析記事は以下！

 

 

にほんブログ村