2020年春号会社四季報銘柄分析配当+優待利回り5% 以上！持ち株編資産株5 | ケン@投資家ランナーの投資&マラソン&固定費削減まとめ

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2020年春号会社四季報銘柄分析　配当+優待利回り5%以上！持ち株編資産株5

資産株記事の続きです。ようやく持ち株編終わります。不動産中心で商社、サービス業、情報・通信業と続きます。前回の記事はこちら。(一番下に今回の四季報分析でまとめた銘柄記事をまとめています。)資産株は簡単に説明すると

配当+優待利回り5%以上の銘柄
上記高利回りを5年10年と長期で得られ続ける可能性が高い銘柄

で選定して買っています。詳しくは以下の記事を見て頂けると幸いです。

【10年間で資産価値2.5倍！】資産株ノウハウ配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当　【投資19.】

以下のようにシンプルにまとめます。

株価と下落率(2月の高値から)
予想配当+優待利回り
安定度(◎、〇、△、×あたり主観)
一言(四季報見た上で)

2020年　会社四季報　春号資産株一覧

5回目の一覧です。

安定度は◎→〇→△→×の順で下がります
◎の銘柄は今後5年、10年単位で今の配当+優待利回りが得られる可能性が高いとみている銘柄です

以下、個別銘柄を主観で掘り下げ

厳しい(△、×)資産株銘柄

8897タカラレーベン

ここは一見魅力的です。業績は好調で増収増益、数年増配を続けている、加えて最高益も出しています。配当利回りが高く株主優待は100株保有でお米券1kg(440円相当)がもらえます。業績だけ見たら優良企業で買いたくなります。

でも、どうしても懸念点があります。不動産だと普通だと言われるでしょうが有利子負債が多いのです。自己資本比率が低いのです。自己資本比率は25%、有利子負債は利益剰余金の3倍、不動産は借入金を多くして土地の仕入れや建物建設に充てます。それが回収できるのは一次取得者との契約が終わって売れた時。いや、普通なんですよ。不動産の携帯としては。

ただ、リーマンショック時の業績が恐ろしく赤字で急激に利益剰余金が減っています。この規模の赤字がもう一度、高成長した今の規模で起きると耐えられないとみています。そのため、△としています。100株だけ買う分には3万ちょっとなのでよいとおもいます。枚数を増やすのは怖いですね。増やすのならば、自己資本比率が高い上に成長もしている8935エフジェーネクストを勧めます。

8897 タカラレーベン株主優待おこめ券配当+優待利回り4.7%!【資産株お勧め39.】

9760進学会ホールディングス

北海道地盤の進学塾です。好財務で自己資本比率も77%もありますので簡単には潰れません。ですが足元の業績は悪く赤字が続いており、過去10年間の業績も芳しくありません。徐々に下がっています。

加えて頂けないのが、本業の進学塾関係は赤字。利益の柱が投資事業というところです。投資に専念するなら、その前に本業の進学塾に事業資本を投下してここを盤石の黒字体制にしてほしい。主力事業なのだから。ここを黒字化して安定的に利益が出せる体質を作っておかないと後が続きません。好財務なので数年は今の配当と優待が赤字でも問題ないでしょう。しかし、長期的に見ると危うさがあります。そのため、「△」としています。

黒字化銘柄！【株主優待】QUOカード1000円 9760 進学会ホールディングス配当+優待利回り5.19% 【資産株お勧め57.】

9385ショーエイコーポレーション

プラスチックフィルム包装の専門メーカーです。多品種少量対応でどんな業務も請け負うのが売り。良い方針なのですが、利益率が低めで苦労の割には利益率が低いようです。多品種少量はコストが当たり前にかかる構造なので単価を上げてもらわないといけないですが、値段交渉が上手くいっていないのかもしれません。

また、独自の商品、オンリーワンでシェアトップ事業が見えません。財務も弱く自己資本比率が低めです。赤字でも配当を据え置く男前な対応を過去していますが、この財務でそれを貫くと潰れてしまうぞ….。直近の業績は良好です。そのため、すぐにはこの点は問題点として表面化してこないかもしれません。そのため、〇としながらも不安要素は有です。

9385 ショーエイコーポレーション長期保有特典無し！株主優待はQUOカード2000円！配当+優待利回り4.7% 【資産株お勧め44.】

堅い(〇)資産株銘柄

8904AVANTIA(旧サンヨーハウジング名古屋)

東海地盤の戸建中堅不動産業。真新しさは無いですが、過去10年間の業績が安定して黒字。利益を蓄えられてきているからでしょう。自己資本比率も50%を超えており、不動産分譲企業としては好財務です。利益剰余金も貯まっています。

配当金は38円配を継続し続けています。ここ3年の業績は減益基調ですが、それでも配当性向は40%前後。38円配当と優待は十分5年は続けられるでしょう。業績は回復予想になっており、底打ち期待です。資産株として長期保有堅いと見ます。そのため「〇」。

8年間高配当継続！ 8904 AVANTIA 株主優待 QUOカード配当+優待利回り4.8%！【お勧め資産株15.】

8928穴吹興産

四国の分譲マンション首位。安定成長の穴吹興産です。一見自己資本比率が低くて心配ですが、タカラレーベンと違うのはリーマンショック時でも安定して黒字を出している事です。九州や四国地域では業界首位を奪取しているので、安定した受注が得られるのかと思います。

また、分譲マンション以外に地域の地場産業をいくつか起こしています。スーパー、人材派遣、介護事業などです。まだまだ小粒ですがこれらの事業も黒字化して収益が伸びています。このため、まだまだ長期的に安定成長が見込めると見ます。

その証拠に12月に株式分割をしたのですが(1→2へ)、株主優待額の変更はありませんでした。つまり、優待利回り実質2倍です！ここからも勢い強さがあります。地場地域で業界No1で安定需要がある事、地場で多角化事業を起こしている事から「〇」とみます。

8928　穴吹興産　配当+優待利回り4.5%以上　株主優待　カタログギフト　四国分譲マンション　首位級！【資産株お勧め1.】

9832オートバックスセブン

カー用品店国内最大手です。好財務で自己資本比率は60%を超えており、自社株買い旺盛で連発しています。配当性向が高めですが自社株買いを実施して配当据え置きをしていればいずれ下がってくると見ます。業績は14年まで堅調でしたが、以降減益でここ2年ぐらいで持ち直そうとしている段階です。増税影響が徐々に沈静化して伸びるとあります。高齢者の運転安全問題でのドライブレコーダーの設置補助金など、過去ETCで挙がった政府の補助金制度適用の期待などあるかもしれません。

株主優待は長期保有者優遇特典のものですが使い勝手が良く有効期限の無いギフト券です。300株保有時が最も利回りが高いです。現在の株価なら配当+優待利回り9%超えで地方勤務で車が手放せない方にはお勧めです。

冬用、夏用タイヤの購入や履き替えで使えます。

【株主優待】オートバックスグループギフトカード期限無し！ 9832 オートバックスセブン配当+優待利回り6%以上！【資産株お勧め4.】

永久保有(◎)資産株銘柄

8935エフ・ジェー・ネクスト

首都圏の駅徒歩圏を入念に調べた上で、ワンルームマンションを展開しています。首都圏のワンルームマンション販売数ランキングでは数年間No.1を奪取しています。長期的に増収増益と増配を続けており、堅いです。自己資本比率も60%を超えており借金のレバレッジに頼らない堅実経営も魅力的です。

更に首都圏は今後長期で人口流入がまだまだ継続します。このうちおひとり様世帯の割合も増えてくるのでワンルームマンション需要は長期的に高原状態である事が容易に想像できます。その時、既に業界首位の位置を確固たるものとして徒歩圏内に自社ブランド、ガーラを展開しているこの会社は相当強いと言えるでしょう。

守って良し(財務良好)、攻めて良し(増収増益)、株主想いである(増配、株主優待で利回りが高い)であるの3拍子揃った銘柄です。市場状態も長期で有望なため「◎」としています。

増収増益！連続増配！ 8935 エフ・ジェー・ネクスト配当+優待利回り5%超え！【資産株お勧め43.】

9433KDDI

有名すぎて説明不要でしょう。AUの携帯電話など通信インフラサービスを展開する会社です。NTTに対抗するため、京セラの稲盛和夫さんが「動機善なり、私心なかりしか」と苦悩の末、立ち上げて闘いを挑んだ会社です。今では優良大企業に成長し、NTTを双璧を成す存在に成長しました。

18期連続増益で17期連続増配の超優秀企業です。現在は株価が落ちているため、配当+優待利回りが5%を超えています。株主優待はグルメギフト。3000円→長期保有で5000円になります。昨日、新子口座でも購入しこれで家族全員分買い増した。今買えば連続増配を継続して将来の利回りは6%,7%になる事は堅いでしょう。このため「◎」です。

【株主優待】最大5000円相当の高級カタログギフト 17年連続増配! 9433 KDDI 配当+優待利回り 4.7%【資産株お勧め50.】

9644タナベ経営

大手経営コンサル会社です。セミナーや書籍販売、サーバー構築支援などのセールスプロモーションと経営コンサル事業の2大事業を展開しています。大きな伸びは期待できませんが、絶えず黒字でかつ営業利益率が8～10%と高い状態で推移しています。ジリジリっと少しずつ業績を上げて今期は営業利益10億の大台に乗せる勢いです。

ここの株主優待はビジネスマンに嬉しいシステム手帳。配当+優待利回りは5～6%ですが少しずつ増配しています。今期四季報でも経営コンサルが順調で需要も単価も伸びています。素晴らしいのが不況に強いディフェンシブ銘柄である事。

コロナショック前は1300円でしたが1100円と日経平均が30%下落する中、15%程度しか落ちていません。昨日、3/24の上げで1250円と殆ど値を戻してきました。無論、自己資本比率も80%以上と高いので穴が無い強い銘柄です。このため「◎」です。

9644 タナベ経営経営コンサルタント大手！　優待+配当利回り5%超え！株主優待システム手帳【資産株お勧め9.】

9728日本管財

ビルメンテナンス業界初の上場企業です。ビルメンテナンスは一旦契約すると解約が少なくリピート収入が入り易いストックビジネスに分類されます。このため、業績は超安定しており、下方修正の時でも利益額が当初予想の10%以内に収まっているなど業績の安定度が抜群です。

今期の四季報予想は自社建物や物件の管理収入が堅調で安定業績は続く見込みです。リーマンショック時も大きな減益は無かったので超ディフェンシブ銘柄と言えるでしょう。自己資本比率も60%以上と高く、配当+優待利回りも5%超え。長期的に安定高配当、高優待が望めます。優待がカタログギフトで年2回来るもの魅力的ですね。